天木直人の公式ブログ

【バックナンバー】2005-03-26

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外交はオセロゲームか
 25日の朝日新聞が現在の日本外交の手詰まりを嘆いていた。当面の課題である6カ国協議に参加しているすべての国との関係が最悪になっているというのだ。拉致問題を抱えた北朝鮮や靖国問題で冷え切ってしまった中国との関係はもとより、韓国大統領の対日批判の遠因も、竹島問題についてなんらの手を打ってこなかった政府、外務省の責任である。北方領土問題についてのロシアの態度はかつてないほど強硬になり、あれほど強固な友情関係であると自慢していたブッシュ・小泉関係は年間1000億円程度の牛肉輸入問題で恫喝されてその底の浅さを露呈した。
 そのどれ一つをとってみても長い背景のある深刻で困難な外交問題である。ところが朝日新聞にのっていた外務省幹部の次の言葉には笑ってしまった。
 「・・・今はオセロゲームで言えば真っ黒な状態。一つ白が入ればガラッと変わりうる」
 こんな馬鹿なコメントをする外務省幹部とは誰だ。外務省の職員こそガラッと総入れ替えをして出直さなければこの国の外交の行き詰まりは打開できないに違いない。
 先送りと言う名の拒否
 かつてこの「メディアの裏読み」で、車検制度の改善がなされるかどうか3月末に結論が出るので注意して見届けようと書いた事がある。25日の産経新聞に国交省が「規制緩和の有効性が認められない」として延長を見送ったという記事が出ていた。北側一雄国交相は、「自動車の性能がもっとよくなり、交通事故件数が減って不具合件数も少ない事態になれば、また検討すればいい」などという官僚の作文を読み上げている。日本の車の性能は世界一ではなかったのか。トヨタが泣くぞ、怒るぞ。運輸官僚の天下り先である自動車整備業界の政治的圧力の前に、消費者の利益は一蹴されていく。
 もう一つ25日の朝日新聞に議員年金の見直し法案の今国会での提出が、与野党の妥協で見送られたという記事が出ていた。これにより一頃新聞で報じられた、議員の納付金の大幅増、給付率の削減といった案も白紙に戻って一から再検討であると言う。
あれほど国民の怒りが高まった年金問題について、先送りしてしまったら国民の関心も薄れてしまう。改革は永久になくなってしまう。国会の日程は6月まで十分にあるではないか。先送りする理由がどこのあるのか。先送りしたからといってより良い改革案が出てくるのか。結局、先送りと言う名の拒否なのだ。国会議員なんて不要だ。経費の無駄遣いだ。
 
 「タクシーで逃げればよかった」という与謝野発言
 25日のニッカン現代に、与謝野政調会長があの中西猥褻議員を擁護したオフレコ発言が掲載されていた。中西元議員が現行犯逮捕された3月11日の未明に、記者団との懇談でこう言い放ったというのだ。
 「・・・あんなことをした後に、別の店に逃げ込んだら駄目だよ。タクシーでそのまま逃げてしまわないとね。(そうすれば)現行犯逮捕は免れただろうに。今の麻布署には、捜査本部を置く余裕なんてないんだからさ・・・彼は真面目な人間なんだよ。前の日に酒を飲んだら、翌朝一番に事務所に来て
『お付き合いをしていただき、ありがとうございました』と名刺を置いていく。真面目になればなるほどストレスがたまるんだ・・・」
 なんという発言か。被害者の女性への視点はゼロである。強制わいせつなんてたいしたことではないと言っているのだ。
与謝野政調会長は小泉内閣の政策の要である。郵政民営化法案成立の責任者である。この発言が事実ならば小泉内閣は即刻総辞職しなければならない。野党は、いやすべての女性の国会議員は、直ちに国会で究明を求めなければならない。この発言が看過されるとしたら、国会議員もメディアも存在価値はないということだ。
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