2660【バックナンバー】2005-06-28「酒気帯び国会」を逃がすな すべてがそうである。この国は何でも権力者の不祥事は、結局はうやむやで終わってしまう。 「酒気帯び国会」が忘れられようとしている。メディアも、わかっているのに追及しない。 岡田民主党代表も、身内に飲酒者がいたからこれ以上追及できない。しかも小泉首相に逆襲まで許している。 22日の国会で質問に...
2670【バックナンバー】2005-06-27彼らを苦しめているのは誰か 27日の朝日新聞、「水平線/地平線」において、北川学という記者が次のような記事を書いていた。 「北朝鮮を脱出して日本で暮らしていた平島筆子さん(66)が北朝鮮に戻ってから約2ヶ月。日本に70-80人いると見られている脱北者に深い動揺が広がっている・・・ 『彼女を通じて私のことが当局に知れ...
2780【バックナンバー】2005-06-26イランの大統領選挙の結果はそんなに悪いのか 私はイランという国を全くといっていいほど知らない。唯一知っていることといえば、80年代の中ごろ、世界の外交官が集まるセミナーで、革命後のイランの外交官と一週間ほど寝食をともにして、その清廉実直さに感心したことくらいだ。他のアラブ諸国の外交官が、酒をあおって享楽的な外交官生活...
2420【バックナンバー】2005-06-2424日の紙面はニュースが多すぎて、大きすぎる。新聞もテレビも消化仕切れなくて、上滑りのコメントを繰り返すだけである。核心をつくコメントをしてもらいたい。そして言いっぱなしで終わることなく最後まで追究してもらいたい。 経済産業省裏金疑惑 二重の犯罪である。しかし官房企画室長が株取引に流用したことが本質的な問題ではない。...
2830【バックナンバー】2005-06-23がんばれ町工場 次の文章をまず読んでいただきたい。 「 大企業の社長がホテルのレストランで食事を楽しんでいる時、中小企業の社長は故障した機械の修理に奮闘している。 大企業の社長が幹部を相手に自慢話をしている時、中小企業の社長は元暴走族の新入社員に客への挨拶の仕方を教えている。 大企業の社長が有能な幹部の説明をうつらう...
2650【バックナンバー】2005-06-22沖縄問題を考える 1945年6月23日は沖縄戦終結の日である。22日の毎日新聞が一日早く特集記事を掲載していた。これを読んで、自分はどこまで沖縄を知っていたかという思いにとらわれた。こういう特集記事は、日常生活に埋もれて殆ど勉強する事のない我々に、しばし考える時間を与えてくれる。 沖縄戦に限らず、我々は近代の歴史を殆ど...
2230【バックナンバー】2005-06-21靖国、イラク、そしてアメリカ 移り気な日本のメディアはもはやイラク戦争に関心を示さない。それにともなって日本の国民もイラク戦争のことを忘れ去ろうとしている。今は靖国ばかりだ。 日本のタカ派政治家や言論人は、ここに来て愛国心を前面に出して中国、韓国に攻撃的だ。しかし本当に愛国心を唱えるなら、米国からの自立に向けられるべき...
2850【バックナンバー】2005-06-20これが野党第一党なのか 最近の新聞に見られた民主党議員の動きである。 1.中国に対し毅然とした外交姿勢の確立を求める民主党の有志議員が16日、「真の対中外交を考える会」の設立会合を開く。設立会合には代表世話人の松原仁、渡辺周、中津川博郷の各衆議院議員や米沢隆副代表ら、約20人が参加。反日姿勢を強める中国への対抗策を協...
1960【バックナンバー】2005-06-19アミラ・ハスというイスラエルの女性ジャーナリスト 立ち寄った本屋で一冊の本を購入した。「パレスチナから報告します」(くぼたのぞみ訳、筑摩書房)というタイトルに惹かれたからだ。そしてその著者が、イスラエルの占領下にあるパレスチナ自治区に住んで、パレスチナ人の窮状を発信し続けたイスラエルの記者であることに興味を持ったから...
2580【バックナンバー】2005-06-16「米軍のイラク撤退反対」を掲げた毎日新聞論説 かつて毎日新聞は自衛隊のイラク派遣に関し、自社の論説委員の賛否入り乱れた論評を、そのまま掲載したことがあった。これは責任回避ではないか。当時私はそう考えたものだ。異なった意見が論説委員の間で存在するとしても、それを超えて社内で議論をし、意見を統一して、それを毎日新聞の立場...