天木直人の公式ブログ

【バックナンバー】2005-06-24

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24日の紙面はニュースが多すぎて、大きすぎる。新聞もテレビも消化仕切れなくて、上滑りのコメントを繰り返すだけである。核心をつくコメントをしてもらいたい。そして言いっぱなしで終わることなく最後まで追究してもらいたい。
経済産業省裏金疑惑
 二重の犯罪である。しかし官房企画室長が株取引に流用したことが本質的な問題ではない。競輪のあがりを天下り機関に流し込み、それを食い物にしていた長年の組織犯罪こそ問題なのだ。
競馬は農水省、宝くじは総務省(自治省)、パチンコは警察庁など、この国の公営ギャンブルはすべて監督官庁が上がりを掠め取るシステムになっている。そしてその使途は恣意的だ。これは国をあげての公金横領ではないのか。個人の犯罪で終わらせてはいけない。この機会にギャンブルのあがりがどのように使われているのか、すべて公開させてみよ。腰が抜けるくらいおどろかされるに違いない。
カジノがいつまでたっても公認されないのは、日本の官僚が道徳的見地から反対しているのではない。どこの省庁が監督官庁になるかいつまでたっても決まらないからである。あがりの甘味をどこが手にするか熾烈な権限争いが絡んでいるだけの話である。
サマワ自衛隊への路肩爆弾攻撃
 今までの小泉首相の詭弁はもはや通用しなくなった。自衛隊を狙った攻撃であり、行動中の自衛隊車列が被爆したのだ。それでもまだ「自衛隊のいくところが非戦闘地域」などという馬鹿げた国会答弁を小泉首相は繰り返すつもりか。岡田議員は党首討論を要求して国民の前で問い質すべきだ。
 さすがの小泉首相も慌てたと見える。楽しくない沖縄戦没者追悼式に出席し、おまけに基地負担軽減を求められた小泉首相は、いつもなら公邸に直行してふて寝するところだ。地震が起きても、日本人がイラクで殺されても、食事や観劇のあとで公邸に直行してきた小泉首相だから。しかし今回は官邸に戻って説明を受けたらしい。
郵政民営化に国会論議の焦点をあてて、都合の悪いことはすべてごまかそうとして来た小泉首相にとって、忘れ去られたイラク問題で国民の関心が再び高まるのは困った事だろう。打ち合わせの後、記者団の質問に答えずに歩き去る小泉首相の顔がこわばっていたのもうなずける。
 
政府税調の報告書こそ小泉改革の総仕上げだ
 郵政民営化法案が通ったからといって、国民生活の窮状を救えるはずはない。そもそもあの改革案は10何年もかかってその姿が見えてくるという悠長なものだ。その頃には郵便などなくなっているかもしれないというのに。それを世紀の大改革だと小泉首相は叫ぶ。
小泉首相の最大の罪は、「改革」という言葉を連発して点数を稼ぎ、あとは改革の中味を官僚に丸投げした為に一向に改革が進まなかったことだ。凄まじいコストカットと競争原理による弱者切捨てにより国民生活はすさんでいった。しかし肝心の財政再建は、進むどころか危機が高まる一方なのである。
そのツケはあらゆる保障の削減という形で国民を襲ったが、最後は増税という形で現れる。消費税を大幅に上げるとさすがに国民の反発が強すぎる。消費税は上げないと公約もしている。そこで所得税控除の見直しや退職所得課税の強化で増税だ。
すなわち小泉改革の総仕上げこそ、政府税調の報告書に見られる大増税なのだ。
御用学者人生を歩み続けた石弘光政府税調会長はこう言い放った。
「今後の日本を支えていくには、(勤労者の8割を占める)サラリーマンに頑張ってもらうしかない」(24日毎日新聞)。
羊のように従順なサラリーマンも、この挑戦状には戦うしかないのではないか。それは小泉政権の失政を糾弾することに他ならない。
米国は批准しないと明言した
 国連安保理常任理事国入りに関する小泉外交の野望は、米国が常任理事国の数を2カ国しか増やさないと公表した時点で終わっていたのである。それを未練がましく外務省は米国を説得しようとした。
 しかし町村外相はライス国務長官に完全に引導を渡された。「今のままの決議案を日本が提出しても米国議会は批准を承認しない。だから提出を急ぐな」と日本に慎重な対応を促した(24日朝日新聞)。
これはすごい発言である。米国はG-4案が提出されれば拒否する。それが多数決で採択されたら拒否権を行使せざるを得ないということである。
日本はG-4提案をどのように修正できるというのか。中国の反対がけしからんなどと言っている場合ではなくなったのである。
世界中のわが日本大使を一斉に東京に呼び返してハッパをかけたのはついこの間であった。財政事情が苦しいというのにODAを増やそうと決めたのもこの間であった。最大の障害は中国の反日感情だと今でも言っている。
それらすべてが無意味になった。これでまた一つ外務省の仕事がなくなった。
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