天木直人の公式ブログ

【バックナンバー】2005-10-08

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外交の失敗こそ小泉首相のアキレス腱だ
 総選挙が終わって一ヶ月もたつと言うのに、民主党もメディアも国民も、いまだに小泉劇場に歩調を合わせ続けて小泉首相を盛り立てている。こんなエネルギーの無駄遣いはない。テレビに至っては、今もって杉村や女性刺客議員を追いかけまわしている。これがまともな政治報道か。ほかに報道することがないのか。
そもそも今度の特別国会で未だに郵政民営化法案の審議に民主党が付き合っていること自体がおかしい。そんな負け戦を続けているから、「批判ばかりするから選挙に負けたんだ、自民党を見習え」と小泉首相に冷やかされ、さらにイメージを低下させる始末だ。苛められっこを見せ付けられているようだ。
民主党が国会で明言する事はただ一つ。「小泉郵政民営化法案は真の改革になっていないからあくまでも反対だが、国民が選択したのだからもはや何も言わない。一日もはやく成立させ、どちらが正しかったか成果を見守りたい」。こう言って改革論争を打ち切り、小泉首相の真の誤りに焦点を絞って厳しく追及し、勝ち戦に臨むことだ。
小泉首相の真の誤りとは何か。それは小泉外交のあまりにも大きな失敗である。対米追従外交に終始したことによって日本の外交を行き詰らせた事である。普天間基地の移転先を巡る混迷を見よ、BSE牛肉輸入に関する説明のつかない輸入解禁を見よ、イラクへの自衛隊派遣の矛盾を見よ、米軍再編にともなう日本の自衛隊の米軍化を見よ、拉致問題の行き詰まりと6カ国協議における日本の影の薄さを見よ、靖国参拝にこだわって中国に何もいえなくなった腰抜け外交を見よ、国連常任理事国入りの完全な失敗を見よ。これら小泉外交の失敗は、外交だけでなく日本の経済や社会にまで深く広く悪影響を及ぼし続けてきたのだ。これこそ小泉首相のアキレス腱だ。説明のつかない失政だ。それなのに何故民主党は本気で追及しようとしないのか。
前原民主党はだめだ。批判だけの政党にはならないと嬉々として公言している。与党の失政を本気で批判しない野党にどうして政権交代ができるというのか。どうして国民の怒りを吸収できるというのか。しかしそれ以前に前原民主党は小泉自民党と同様に日米軍事同盟を優先する政党である。ここに決定的な限界がある。
「たしかな野党」を標榜する共産党は、対立軸を鮮明にする唯一の戦う政党であるが、残念ながらこの期に及んでもイデオロギー論争を捨てきれないでいる。これではただでさえ保守的な国民を揺り動かす事は出来ない。今の行き詰まった政治状況を打開し、平和を守る日本を真に望むのであれば、イデオロギー政党をひとまず置いて、統一した国民的リベラル政党の結集に身を挺するべきだ。共産党がその気になれば真の政界編成は可能である。それ以外の政界編成はない。わかっていながらそれが出来ないのであれば日本共産党はやはり国民に背馳したイデオロギー政党に過ぎないということだ。それほど今の日本の政治は危機的なのだ。日本の平和憲法は危機的なのだ。対米従属関係は絶望的に固定化され日米軍事同盟の手のひらで日本国民は踊らされ続けることになる。
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