天木直人の公式ブログ

ブログ再開一ヶ月半で感じること

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ブログ再開一ヶ月半で感じること
 私が今年の1月9日からブログを再開して一ヶ月半が経とうとしている。毎日アクセス数は5000を超えるまでになった。累計では約20万である。しかしこの程度のアクセス数で、私が目的とする国民の覚醒が可能であろうかと無力感に襲われる。限られた読者の間の暇つぶしに終わっていないかと自問する。
 ブログの世界ではさまざまなブログがあふれている。その多くが趣味や遊びのブログである。自己表現の発露や暇つぶしの手段としてのそれらブログの価値や効用を私も認める。ブログが流行る最大の理由はそこにあるのだろう。
 しかしそれらのブログは今の私の関心事ではない。私がブログを再開した理由は、そして毎日の時間を費やして書き続ける理由は、世界や日本の政治状況の情報を私なりに読み解いて伝え、読者の参考に供することにある。そうすることによって読者の知識や関心をさらに覚醒させることにある。
 なぜ私がそう思うようになったのか。まだ私が外務省にいた時、ある幹部が「国民に知恵がついてきてやりにくくなった」と部下を前にして言い放った事があった。それを聞いていた私は、これこそ官僚支配の正体であると思ったものだ。これを変えない限り世に中は変わらない。
 支配者は大衆の無知、無関心によって助けられている。国民が少しばかりの関心を持ち、勉強する努力を惜しまなければ、権力者のやっている仕事の質の低さと、志の卑しさに気づく。そんな連中が偉いわけでも何でもないことがわかる。情報公開といい、説明責任といい、そしてメディアの役割といい、すべては権力者と一般大衆の距離を縮める為に資するからこそ、その重要性が叫ばれるのである。一般大衆が啓蒙される事によっておのずから政治の誤りが正されるのである。しかし本来その役割を担うべきメディアが十分ではない。面白くない。するどくない。それどころか小泉劇場で見られたように一緒になって国民を衆愚にしている。
 衆愚政治とよく言われる。しかし衆愚にさせようとしているのは権力者だ。正しい情報が正しく民衆に伝わっていさえすれば、衆愚は賢愚に豹変する。変わりようもない衆愚も確かに多く存在するかもしれない。しかしおびただしい数の凡庸な衆愚は、わずかな自意識の目覚めで賢愚に変身できる能力と可能性を有している。私はその大衆の力を信じている。あの絶大な軍事力を有する米国がどうしても勝てないのが民衆の反米感情である。ベトナムでもイラクでもそれが証明された。ここまで米国に支配されている日本がいつの日か米国の鎖から解き放たれる時が来ないはずはないと信じている。そうならなければ日本の真の蘇生はない。その際の決め手は国民が立ち上がる事である。それは左翼や護憲勢力の力では達成できない。彼らの専売特許ではない。政治に無関心なおびただしい数の一般大衆が、米国の不当な日本支配の現実を知ることによって立ち上がることである
 私がブログを再開し、日々書き続けているエネルギーの源はここにある。だから日々5000人程度の読者では話にならないのである。その一方で、この世の中には無限の貴重な公開情報が飛び交っている。それを有限な一人の人間の能力で伝えることは所詮無理がある。志を同じくする人たちの連携、協力が必要なゆえんである。
 政治関係のブログを覗いてみてわかったことがある。その数字の信憑性は別として、右翼系のブログが圧倒的に多いことである。しかもそれらが人気ランキングの上位を独占している。しかしそれらのブログの内容は、反中国、韓国、反左翼の一辺倒に終始している。愛国者といいながら奇妙な事に米国を批判する物は皆無と言っていい。それらのブログを読んでみたところで新たな知識がつくわけでもなければ頭が良くなるわけでもない。閉塞感にとらわれた自己満足の世界だ。国民の覚醒とは逆に国民を単細胞に導くだけだ。右翼でも左翼でもない私は、もちろんそのようなブログについても興味深く目を通している。しかし学ぶものは何もない。
  その一方で、個人的にブログを持って情報を発信している人たちの中には、驚くべき情報を有し、優れた定見を発信している人たちが多いことに気づく。しかし残念ながらそれらはバラバラに存在し、重複している。いつの日か誰かがそれを束ねて、一つの統一されたブログに結集できないかと思う。読者にとってみればそのブログを開けば、私のブログを含めた多くのブログの情報や意見が一度に比較対照して見ることが出来る、そういうインターネット上の情報誌こそ、私の期待する「もう一つのメディア」なのである。そういうメディアが出来れば、このブログは喜んでそこに埋没させたい。私の役目もそのような「もう一つのメディア」の協力者の一人として終わることができる。
  遠からずそのような日がくる事を願い、今しばらく私はこのブログを書き続けていこうと思う。
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