天木直人の公式ブログ

西尾幹二氏の安倍批判に保守・右翼はどう答えるか

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閑話休題は言葉使いの誤り
   以前読者から指摘を受けて、あらためて辞書を引いてみた。閑話休題という語は、話しを本筋に戻すときに用いる言葉で、「むだばなしはさしおいて、それはさておき」という意味であるとなっている。私は無駄話という意味で使っていたつもりであったので、誤って使っていたわけだ。だから次回からは無意味な事をブログで書くときは、他の適切な言葉を使わなければならない。もっともこれから書く事は無駄話のつもりで書いているのではない。だから閑話休題でもよいのかもしれない。
   27日の毎日新聞に気分の悪くなるような記事があった。こんな事を全国紙の毎日新聞が書くのかと思った。思った後で、しかし、こういう記事こそまともな新聞は書くべきだと思い直した。どの新聞にも出ていない。それを敢えて取り上げた毎日新聞のデスクは思うところがあったのだろう。書かなかった他紙も敢えて書かない理由があったに違いない。前置きが長くなった。その記事とは次のような内容の記事である。
  26日の衆議院本会議で、隣同士で最後列に陣取っていた自民党の森喜朗元首相と小泉純一郎前首相が、ダイエット談義に熱中のあまり、民主党提出法案に間違って「賛成」したというのだ。「体重が100キロを切った」と森氏が披露したら、「私は初めて60キロを超えた。森さんの肉がこっちに来た」と小泉氏が応じた。二人で笑いあって駄弁っていたら議長が法案採決を宣言した。二人は政府案と勘違いしてあわてて起立したところ、実は政府提出の雇用対策法改正案に対する民主党の対案であった。民主党から「ありがとう」との声が飛ぶ一方、与党席には笑いが広がった。なんという緩みきった国会であろう。本会議である。与野党対決法案が山積している国会である。
  この記事を笑って読み飛ばす事の出来る読者は、小泉流で言えば「鈍感力」があるということに違いない。しかし鈍感力も、度量もない私は、この記事を笑い飛ばして読む事はできない。こんな連中がついこの間まで立て続けにこの国の首相であった事を考えると、そしてそんな連中にこの国の政治をここまで劣化させられた事を考えると、暗澹たる気持ちになる。
  私は繰り返しこのブログで、今の政治は機能していない。そうであれば政治家など不要であると書いて来た。この毎日新聞の記事を読んで改めてその意を強くした。今の日本が直面している内外の状況を考えると政治家としてやるべきことは山ほどあるはずだ。それをやらずして年間1億円ほどの歳費や経費を国民の税金から受け取る。政治家を辞められないはずだ。世襲がなくならないはずだ。しかし国民はそれを鈍感力でやり過ごしていては永遠にこの国の政治はよくならない。この意識を読者と共有したいために、このくだらない話しを敢えてブログで書いてしまった。書いた後で、こんな事を笑い飛ばせない自分がみじめに思えた。
 
 
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西尾幹二氏の安倍批判に保守・右翼はどう答えるか

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西尾幹二氏の安倍批判に保守・右翼はどう答えるか
 4月27日の産経新聞「正論」に西尾幹二氏の意見が載っていた。「慰安婦問題謝罪は安倍政権に致命傷」というタイトルの主張である。この主張は、安倍首相がこれほどまでに信念を曲げ、隠して迷走しているというのに保守・右翼主義者たちが奇妙に沈黙し続けているという、「保守・右翼の身をよじらせたジレンマ」を如実に浮き彫りにした、極めて注目すべき主張である。
 彼の論旨は極めて明快だ。すなわち、「保守の星」安倍氏は、首相になってからその保守の姿勢を大きく曲げた。「・・・村山・河野談話を踏襲し、東京裁判での祖父の戦争責任を謝り、自らの靖国参拝をはぐらかし、核と拉致で米国にはしごを外されたのに、ブッシュ大統領に抗議の声一つもあげられず、皇室問題も忘れたみたいで、中国とは事前密約ができていたような見えすいた大芝居が打たれている・・・」と指摘し、「・・・しかるに保守言論界から明確な批判の声は上がらなかった。『保守の星』安倍氏であるがゆえに、期待が裏切られても『7月参院選が過ぎれば本格政権になる』、『今は臥薪嘗胆だ』といい・・・慰安婦問題決議案が(米議会で)出て、安倍氏が迷走し、取り返しがつかない失態を演じているのに、『次の人がいない』、『官邸のスタフが無能なせいだ』とかわいい坊やを守るようにひたすら庇う・・・」と、これ以上ない明快さで保守言論界の政権べったりを批判しているのである。
 極めつけは西尾氏の締めくくりの次の言葉である。「・・・首相退陣後にとてつもない災難がこの国に降りかかるであろう・・・日本の永久非核化であり、米国への一層の隷属である。経済、司法、教育の米国化は着々と進み、小泉政権以来、(それが)加速されている。安倍内閣は皇室を危うくした小泉内閣の直系である。自民党は真の保守政党ではすでにない。私は安倍政権で憲法改正をやってもらいたくない。不安だからである。保守の本当の声を結集できる胆力を持った首相の出現を待つ」
 私は歴史認識、国家観などにおいて西尾氏とは異なる考えを持つ者である。しかし安倍首相の信念のなさとその迷走振りが日本を急激に悪化させているという認識においてはまったく同感である。そしてそれにもかかわらず、政権べったりの保守、右翼主義者が沈黙を守っていることのふがいなさについても西尾氏の言に全面的に賛同する。
 私のブログにやたらに迷惑メールを寄越したり、罵声を浴びせるメールを送ってくる「右翼ブロガー」が増えつつある。しかしその中にはこの西尾氏のような意見を述べる者は一人もいない。反論しようにもしがいがないのだ。願わくば保守・右翼主義者はこの西尾氏の如き真性保守主義で統一してもらいたい。そうすれば論点が明確になり議論もできる。
  この西尾氏の主張を正論で掲載した産経新聞に私は敬意を表したい。
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