350 中国ギョーザ、ハンドボール、捕鯨問題ー今こそ外交の出番ではないのか中国ギョーザ、ハンドボール、捕鯨問題―今こそ外交の出番ではないのか 外交というものは、ただひたすらに日米同盟ばかりを追いかければ事足れりではない。ODAを気前よくばら撒けばいいというものではない。「中国との戦略的互恵関係を進める」、とか、「アジアからバルト海にまたがる自由と繁栄の弧を作る」となどと、空疎な言葉の遊び...
393 ガソリン税の次は岩国市長選挙だ ガソリン税の次は岩国市長選挙だ つなぎ法案は世論の反撥をおそれた自民党がとりあえず譲歩した形で終わった。自民党はあきらめたわけではないだろう。年度末にもう一度山場が来るらしい。しかし、時間が経てば経つほど、暫定税率の延長はできなくなる。国民の暮らしがますます苦しくなるからだ。税金の無駄遣いがますます明るみになるから...
355 一般大衆の心をとらえるのはどちらか 一般大衆の心をとらえるのはどちらか もの凄い勢いで政治が動いている。しかも、それは既存の政治を変えるという変革の方向ではなく、自公政権の生き残りをかけたなりふりかまわない巻き返しに、野党第一党の民主党がなすすべもなく押し切られる形で。弱小の護憲イデオロギー政党が結束できず、ますます一般大衆の心から遠ざかる形で。 ...
30愚かなり、サダム・フセイン 愚かなり、サダム・フセイン 27日の各紙が報じていた。サダム・フセイン元イラク大統領を尋問した米国FBI特別捜査官がCBSテレビのニュース番組で、「米軍が本格的に攻め込んできた事は誤算だった」、そうサダム・フセインが供述したというのだ。 愚かなり、サダム・フセイン。これは90年に始まった湾岸戦争の後でサダム・フ...
386 ガザの惨状とダボス会議 ガザの惨状とダボス会議 今朝の日本のメディアはダボス会議のニュース一色だ。 サブプライム問題で暴落した世界同時株安をどうするかが大問題だという。しかしそれは、世界経済を論じる振りをしながら、株取引で一攫千金をもくろむ金持ち連中の、欲の張り合いに過ぎない。 日本がやおら環境先進国のごとく振舞っているらしい。しかし...
385大きな盲点ー日本政府を通り越して直接米国を相手にすればいい大きな盲点―日本政府を通り越して直接米国を相手にすればいい 日米の自然保護団体が米国防総省を相手にジュゴンの保護を求めていた裁判で、米カリフォルニア州の連邦地裁が24日、同省に対し、ジュゴンに与える影響などを調査し、90日以内に報告するよう命じたというニュースが25日一斉に流れた。同地裁は、普天間飛行場の名護市移設...
24 「日本国民であることを誇りに思う」人が93%であったと強調する読売新聞 「日本国民であることを誇りに思う」人が93%であったと強調する読売新聞 25日の読売新聞は、一面トップに自社の世論調査の結果を掲げていた。なんでも読売新聞は1978年以来連続して30年間、日本人の「国家意識」について世論調査を続けているという。そして今年の調査の結果、「国民であることを誇り」とし、「国の役に立ちた...
岩国は負けない 岩国は負けない これはお知らせです。 ブログを書いていた(正確にはインターネットで囲碁をしていたのですが)私のところへ、一冊の新刊本が宅急便で届けられました。「岩国は負けない」(週刊金曜日編)という小冊子です。 もうすっかり忘れていましたが、私は昨年12月16日に岩国市で開かれた「米軍再編は誰のため」と...
303 サブプライム問題と米国のモラルハザード サブプライム問題と米国のモラルハザード サブプライム問題が世界を震撼させている。一見複雑に見えるこの問題の本質は極めて単純だ。 それはまず、サブプライムローンというサラ金まがいの住宅ローンが米国において放置され、跋扈していた事にある。 次に、その詐欺的ローンに価値を与え、証券化し、不特定多数に売りさばいて利益を...
388ガソリン減税で小沢民主党に塩を送る ガソリン減税で小沢民主党に塩を送る ガソリン減税をめぐって百家争鳴の議論が続いている。しかし、繰り返して書くが、議論では結論は出ない。議論をすればするほど本質が見えなくなる。議論は焦点隠しの危険な罠なのだ。 私はガソリン暫定税率は以下の理由で今度の国会でなんとしてでも廃止されなければならないと思っている。この...