天木直人の公式ブログ

誰も語らなくなった拉致問題の解決、それでも私は解決を求める。

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 12月14日の東京(中日)新聞の大スクープを、果たしてどれだけの国民が問題意識をもって読んだことだろう。
 その大スクープは、航空自衛隊隊員の証言として、「多くの武装米兵を運んだ」、「空自機は米軍のいいように使われ、コマに過ぎなかった」、と指摘している事を、はっきりと書いている。
 この大ニュースは他のメディアにはまったく報道されていない。
 という事は、殆どの国民は知らないままだということだ。
 折から、イラクからの空自輸送隊の帰国により、わが国のイラク戦争協力のための自衛隊派遣が、すべて終了する。
 イラク情勢がまったく不透明にもかかわらず、ブッシュ政権の終わりとともに、終わる。
 そしてオバマ新政権のアフガンにおける「テロとの戦い」への協力要請に対し、麻生自民党も小沢民主党も、その協力について競い合う事になるのだ。
 愚かなことだ。情けない事だ。何よりも、間違いである。
 サマワでの水供給というパフォーマンスの正体がばれ、おまけにサマワの治安が悪くなりつつあった時、待ってましたとばかり、代って始められたのが空自の後方支援であった。
 日本の国を守るはずの自衛隊は、一体何を後方支援して来たのか。
 度重なる国会質問にも、安全保障上の理由を盾に、政府、防衛省、外務省は、一切を隠してきた。
 輸送実績に関する資料要求に対しては、見事に黒塗りで埋め尽くされた資料で答えた。
 その嘘が、東京新聞のスクープで、一瞬にして暴かれる事になったのだ。
 4月17日に名古屋高裁が下した、「空自のバクダッド空輸支援はどこから見ても違憲である」、という判決の正しさが証明されたのだ。
 もうそろそろいいだろう。
 政府、防衛省、外務省は、国民の前に頭を下げて、対米従属の前に憲法違反を繰り返しました、と詫びるべきだ。
 嘘を隠して仕事を続けても、まともな仕事ができるはずはない。
 自らを滅ぼす事になる。
 
 
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誰も語らなくなった拉致問題の解決、それでも私は解決を求める。

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 雇用問題の深刻さがあまりにも大きいので、ついこの間まで大騒ぎをしていた問題がどんどんと忘れ去られていく。
 失われた年金記録の問題も、ギョーザ問題の真相解明も、後期高齢者医療制度の問題も、何一つ解決されないまま忘れ去られていく。
 その一つに拉致問題がある。
 13日に東京都内で「拉致問題を考えるみんなの集い」が開かれ、拉致被害者の家族らが、こんなに長い時間、救出活動をしてきて、多くの被害者の生死さえわからない、と絶望的な訴えをしたという。
 この事をまともに取り上げたのは産経新聞だけだ。
 その14日の産経新聞は、この集会に参加した元北朝鮮工作員の張哲賢氏が次のように発言した事を報じている。
 すなわち、2002年の日朝首脳会談直後に北朝鮮工作機関の幹部に配布された資料には、「拉致問題を認定すれば日本政権は北朝鮮に100億ドルを支払う」と書かれていたという。「拉致(被害)者の引渡しではなく、拉致認定だけで、日本統治などの補償金として100億ドルが支払われるとも聞いた」、というのだ。
 国交正常化の見返りに一兆円の経済協力を約束していたという事は、これまでも報道される事はあったし、日本のゼネコン、商社が大挙して訪朝する計画が事前に明らかになって中止された、という事件もあった。
 しかし、「拉致問題の解決ではなく」、「拉致問題を認める」だけで、国交正常化の見返りとしての1兆円の賠償金を約束していたという証言はこれが始めてだ。
 このような重大な証言が公開の場で行なわれていたのに産経新聞しかこれを報道しないのは一体どういう事なのだろうか。
 外務省を離れた後、私がもっとも厳しく小泉外交を批判してきたのは、対米従属のあまり米国のイラク攻撃を支持したこととならんで、実は小泉訪朝の裏に隠された拉致被害者切捨て外交であった。
 ところがこの問題に言及する度に、私に対する批判がきまって寄せられる。
 イラク戦争に反対して外務省を追われた私を支持する人たちは、いわゆるリベラル派、左翼と言われる人である。
 ところがそのリベラル派、左翼から、拉致問題については激しく批判されるのだ。
 その理由はわからないでもない。
 彼らのなかには北朝鮮は拉致などしていないと北朝鮮を擁護していた人たちがいる。
 日本の北朝鮮に対する過去の誤りを指摘し、日本は拉致以上にひどい事をしてきたではないか、国交正常化を急ぎ、賠償を行なうのは当然だ、と主張する人たちがいる。
 拉致はなかったという発言は論外としても、過去を清算し、国交正常化を実現する事の重要性については、私も異論はない。
 そしていたずらに制裁を叫ぶだけが拉致問題解決の最善策とは、私も思わない。
 しかし、「一握りの拉致被害者たちのために、国交正常化が遅れていいのか」という意見には、私は決して同調できない。することはない。
 大韓航空機爆破事件の犯人である金賢姫元死刑囚が知人宛の手紙のなかで拉致被害者の一人である田口八重子さんについて、「招待所で窓の外を眺め、子どもに会いたいと泣いていた」と回想しているという記事が11月末の新聞に載っていた。きっと横田めぐみさんたちもそうだっただろう。
 これを目にした時、私はそれを聞いた拉致被害者家族の気持ちはいかばかりだろうか、と思わざるを得なかった。
 私は拉致問題を追及し続ける産経新聞を評価する。
 ところが14日の産経新聞の拉致集会を報じる記事の隣に、航空自衛隊宣伝映画「空へー救いの翼」が13日全国で封切られたという記事が大きく出ていた。
 自衛隊の宣伝ばかりを新聞紙上で繰返す産経新聞にメディとしての資質を疑う。
 世の中ままならないものだ。
 
 
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