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藤崎一郎駐米大使の対米強硬発言とその正しい評価

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 書くつもりはなかったが、この発言が一部メディアで「気概ある発言」などと評価されているのを知って、書かなければならないと思った。
 実はあの報道がテレビの画面で流されるのを偶然目にした私は、かつての同僚の変わり身の早さに、思わず苦笑せざるを得なかったのだ。
 国防総省のモレル報道官が9日の記者会見で、民主党政権になってもインド洋給油は継続するよう強く促すと述べた、と報じられた。明らかな牽制である。
 これに対し、藤崎一郎駐米大使が10日の記者会見で、すかさず切り返した。
 インド洋給油は日本政府が主体的に決めてきたことだ。米国から言われてやるものではない。日米の信頼関係は報道官を通じてやりとりするものではない。などなど。
 対米従属一辺倒の外務官僚がよくぞ言ってくれた。藤崎駐米大使は気概あるサムライだ。
 もしそのような印象を持ってこの報道を受け止めた読者がおられたら、残念ながらそれは勘違いだ。
 藤崎大使は米国に向かって言っているのではない。鳩山民主党新政権に向かってメッセージを送っているのだ。どうか大使を更迭しないで欲しい。民主党政権の外交に従います、と。
 それにしても、核密約はないと否定しながら一転して調査に協力すると言い出した藪中次官と言い、この藤崎発言といい、その変わり身の早さには驚くばかりだ。
 藤崎大使はかつての私の同期だ。藪中次官は一年後輩だ。
 私はよく知っている。彼らもまた、すべての野心ある外務官僚と同様に、対米従属に徹して外務省の中枢を歩んできた者たちだ。
 その彼らが、自民党から民主党に政権が交代したとたん保身のためにここまで言動を豹変させるのだ。
 彼らには信念に基づいた外交などはない。あるのは時の権力に迎合することだけだ。
 自民党政権の下においては、その主人である米国に絶対服従していればよかった。
 民主党政権になった今、彼らの主人は民主党である。民主党の対米政策がはっきりしない以上、米国に従属するより民主党政権に迎合したほうがより安全なのだ。
 そういう配慮から出てきた藤崎発言である。
 しかし、彼の発言は嘘だ。誤りだ。
 日本は米国の要請で外交を決めた事はない、などというのは冗談が過ぎる。無理を承知で米国に追従してきたではないか。率先してそれを行ってきたのは藤崎大使ではなかったのか。
 それに、報道官ごときにとやかくいわれる筋合いではない、というのも大きな間違いだ。報道官は勝手にそのような発言をしているのではない。国防総省を代弁して発言しているのだ。インド洋給油を続けてくれというのは米国政府の要望なのである。
 さぞかし米国は笑っているだろう。あれほど米国に尻尾を振っていた存在感のない日本の大使が、政権が変わったとたんに強硬な発言をし始めた、と。新政権に媚びた発言をし始めた、と。
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