天木直人の公式ブログ

鳩山新内閣はメディアと官僚を分断して統治すればよい

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 以下は今日9月18日に「天木直人のメールマガジン」で配信したものです。一般の読者にも読んでもらいたいと思って全文掲載します。
 以下引用 
 鳩山新内閣はメディアと官僚を分断統治すればいい
     
 
 昨日のメールマガジンで、私は鳩山新政権がはやくもメディアに屈したと書いた。これについて、
かつて無いほどの反応が私のもとに寄せられた。
 読者の反応は世の中の動きを見極めるひとつの指針だ。それを参考に私のメルマガも一層鋭敏、的確に、真実に迫っていこうと思う。
 送られてきたメールのほとんどが、同様の指摘が随所で見られるという情報提供である。中にはあきらかにメディア関係者と思われる者からの内部告発のようなものがあり、大手メディアは民主党の記者クラブ制廃止を本気になって警戒し、その阻止に向けて動いていると教えてくれるものもあった。
 その気になって新聞や雑誌を読んでみると、鳩山新政権とメディアの関係を論じたものが結構目につく。
 それについては折にふれて書いていくが、私が特に注目したのは、9月18日の日刊ゲンダイ「春名幹男 国際情報を読む」の「日本でも始まる新政権と官僚&メディアの情報戦争」の中の次の指摘だ。
 春名氏はこう書いていた。新政権になればメディアも厳しい批判にさらされることになる。記者側も政権交代で攻守が入れ替わる。オバマ大統領も記者会見で、突然、慣例を破り、大手の記者が手を上げても無視し、そのかわりに小雑誌やウェブ・マガジン記者らに質問の機会を与えるようになった。鳩山政権の第一の敵は官僚だから、おそらく官僚たちは、大手新聞者の政治記者らに新政権のネガティブ情報をリークするだろう。情報戦争が始まった、と。
 なるほど。かつて私がこのメルマガで書いたとおり、いまや最大の抵抗勢力は官僚とメディアであるということだ。
 そうであれば、「鳩山新政権がメディアに膝を屈した」、「期待を裏切った」、などと鳩山新政権を批判するのではなく、抵抗勢力に負けないようにどうすればいいかを助言したほうがいい。
 実際のところ読者から私のもとに届いたメール中にもそう指摘するものもいくつかあった。
 だからというわけではないが、私は次のように鳩山新政権に助言をしてみたい。
 それは一言で言えば、官僚にしてもメディアにしても、正面から敵対するのではなく、上手く扱え、ということだ。
 官僚とメディアが今抱いている危機意識は、われわれの想像以上に強いに違いない。そんなときに正面から敵対行動をとれば反発するのは当然だ。
 どうすればいいか。鳩山新政権の政策に協力する者とそうでないものを選別し、アメと鞭を使い分けるのだ。
 たとえば官僚である。抵抗する官僚を更迭するのではなく、新政権の政策に賛同して協力する官僚を幹部に抜擢するのだ。それを見せつけるのだ。それこそが本来の人事である。官僚はたちどころにやる気を出すだろう。
 たとえばメディアである。新政権の政策に賛同して協力する記者には、どんどんとスクープ情報を与えるのだ。それが本来の情報提供者と情報配信者との関係である。スクープを与えられる記者はたちどころに味方になるだろう。官僚たちに「記者会見を禁止する」などと命じてメディアの反発をかうよりはるかに賢明なやり方だ。
 要するに鳩山新政権は、官僚とメディアとの関係に最大のエネルギーを投入し、正しい力関係をいち早く確立することに努めなければならない。
 それはよく言えば正攻法で攻めよ、ということだ。嫌な言い方をすれば分断して統治せよということだ。官僚とメディアを分断し、官僚同士、メディア同士を分断することだ。
 アングロ・サクソンがお得意の戦略である。
 鳩山新政権にそれが許されるのは、今日発表された75%以上と言う鳩山新政権への世論の支持率だ。
 鳩山新政権が恐れるべきは国民である。
                                        引用終わり
                
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