天木直人の公式ブログ

日本の対米外交をおとしめてしまった鳩山首相

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 私のオバマ大統領に対する期待は、とっくの昔に失望に変わっていたが、それでもかすかな期待を持とうと努力してきた。
 しかし、そのかすかな期待さえもが完全に断ち切られたのが、12月11日のノーベル平和賞受賞式におけるオバマ大統領の演説であった。
 二つの戦争を戦っている米国軍の最高司令官と自らを称し、正しい戦争がある、米国は正しい戦争を戦っている、と公言したオバマ大統領。
 その瞬間、私のオバマ大統領に対する最後の期待が消えうせた。
 鳩山首相もまた私にとっては、オバマ大統領のようになりつつある。
 政権交代を歓迎する一人である私は、鳩山首相の言動の数々に疑問を抱きつつも、なお、鳩山首相を好意的に見るように努めてきた。
 日米同盟関係についても、やっとこれで正しい日米関係を築こうとしている首相が現れたのではないか、と考えようとしてきた。
 しかし、どうやらその期待は裏切られそうだ。
 19日の報道は、COP15に出席中の鳩山首相の対米外交を次のように伝えている。
 ・・・鳩山由紀夫首相は18日夕(日本時間19日未明)、記者団に対し、17日夜のデンマーク女王主催晩餐(ばんさん)会で隣席になったクリントン米国務長官から、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の年内決着を先送りした経緯の説明を求められたことを明らかにした。
 それに対し鳩山首相はクリントン長官に、「選挙で民主党が勝ち、(県外移設を求める)沖縄県民の期待感が高まっている。日米合意が大変重いことはよく理解しているが、逆に(沖縄県名護市辺野古に移設する現行計画を)強行すると、大変危険だと感じている。新たな選択を考えて努力を始めている。しばらくの間、待っていていただきたい」と理解を求めたという。
 首相は記者団に「正確な言葉は覚えていないが、『よくわかった』という思いを伝えた」と述べ、クリントン長官は首相の説明を了解したとの考えを示した
 ・・・首相はまたCOP15の非公式首脳会議でオバマ米大統領とも言葉を交わしたが、「元気かい、というぐらいの話」だったとし、普天間移設問題には触れなかったという・・・
 私はこれを知って言葉を失った。これが鳩山首相の対米外交の現実である。
 普天間基地問題という現下の最重要問題を、晩餐会という社交の場で、しかもたまたま隣に座りあわせた時の話題ですませ、しかもその時の返答の言葉を正確に覚えていないのに米国側の理解が得られたと言ってのける。
 首脳会議でオバマ大統領に会ったのに、普天間基地問題を持ち出さず、いや、こちらから持ち出せず、「元気かい、というぐらいの話だった」と自ら記者を通じて国民に語るセンス。
 これは外交の冒涜である。
 来年を待つことなく、どうやら私は鳩山民主党の対米外交に裏切られることになりそうだ。
                               完
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