天木直人の公式ブログ

 藤崎大使の発言問題をうやむやに終わらせてはならない

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 ほかの話題について書く前に、これはとても重要で深刻な問題であるから、書いておかなければならない。
 23日の各紙が一斉に取り上げた藤崎駐米大使の、「クリントン国務長官による異例の大使呼び出し事件」は、一体何だったのか。
 これはなんとしてでも鳩山政権の手で検証されなければならないと思う。
 というのも、あの藤崎大使の発言の後で、米国国務省のクローリー次官補(広報担当)が呼び出しなどしていない、藤崎大使が立ち寄ったのだ、と否定していたからである。
 私はそれをテレビのニュースで見た。
 詳細は新聞で詳しく報道されるだろうと思って、この件については23日のブログでは詳しく書かなかった。問題提起にとどめておいた。
 ところが本日(24日)の新聞各紙は、ものの見事にクローリー発言を黙殺している。
 これは明らかに異常だ。
 とりあえず考えられるのは、各紙とも一斉に藤崎発言を鵜呑みにし、「大変だ、大変だ、米国が異例の呼び出しをして鳩山首相に釘を刺した」、などと報じたため、格好がつかなくて黙殺したのだろうということだ。
 「間違いました」とお詫びの訂正を出すのは、さすがに大手メディアの沽券にかかるから、黙殺するほかはない。
 しかし、たとえそうであってもこの藤崎発言を曖昧なままに放置して終わらせてよいはずはない。
 藤崎駐米大使という政府高官の発言で各社が一斉に誤報させられたなら、普通であれば各社が怒り狂って、連名で責任をとれと詰め寄るはずだ。
 藤崎大使の辞任要求をするはずだ。しかしその動きはまったくない。
 藤崎発言が誤りならば、その事によって信用を失墜させられた鳩山首相や岡田外務大臣は、直ちに藤崎大使を東京に召還し、説明を求めるはずだ。
 しかしその動きはまったくない。
 私の思い違いではないかとクローリー国務次官補の発言を確かめてみた。
 インターネット時代は便利だ。ものの見事に確認できた。藤崎大使は立ち寄ったのだ、時間がかかるという日本政府の方針を伝えに来たのだ、米側が呼びつけたのではない、などとはっきり否定している。
 これは極めて重大な事件である。どちらかが嘘をついたということだ。
 しかもその嘘によって日米関係の現状認識が大きく異なってくる。
 岡田外相、鳩山首相の政治主導が問われている。説明責任が問われている。
 メディアの責任が問われている。
 本件についての明日からの動きが注目される。
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