天木直人の公式ブログ

夕食会の10分を非公式首脳会談と呼称する欺瞞

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 私は意図して鳩山政権を批判しているのではない。それどころか他の政党よりはましだと思って鳩山政権を応援したい気持ちだ。
 それでも毎日のニュースを見ているとどうしても批判的になる。
 たとえば4月13日の各紙を眺めてもこうだ。
 
 ついに菅直人財務相までもが消費税やむなし発言をし始めた。
 私は如何なる意味でも増税に反対だ。当たり前だろう。財源がなければ軍事予算数兆円を凍結すればいい。天下り法人の事業仕分けに膨大なエネルギーを費やすぐらいならとっとと無駄な天下り法人を全廃すればいいだけの話だ。財源がないなら政治家や公務員の首を切ればいい。 今の財政赤字は増税などで解決するレベルをとっくに超えている。
 たとえば亀井静香大臣の発言だ。
 山崎拓前自民党総裁に「拓さん、内閣参与になって普天間と北朝鮮を仕切ってくれんかな。鳩山と小沢には話しつけたから」(4月13日毎日)。
 もし本当に鳩山と小沢がこれを了承したとしたら噴飯物だ。もし亀井が勝手に嘘を吹聴していたとしたら、鳩山、小沢は即刻亀井を更迭すべきだ。
 前原国交大臣が高速料金の新体系を発表した直後に仙谷国家戦略担当相が「四国にくる人が減る政策は絶対に許さない」と徳島市の街頭演説で述べたという(4月13日朝日)。
 鳩山政権の閣内不一致はいまさら驚く事ではないが、最近の閣僚の発言はあまりにもひどい。閣僚たちが勝手に決めて勝手に発言している。それを他の閣僚が勝手に批判する。要するに民主党政権は体をなしていないということだ。
 そのような報道の中で、私がもっともひどいと思ったのは鳩山首相とオバマ大統領の非公式会談についてだ。あまりにも次元が低いのでどうでもいい話だが、外交に少しでも携わってきた私にとっては読むに耐えられない報道である。
 沖縄住民の生活がかかっている普天間基地移設問題。鳩山政権の命運を握っているこの移設問題。それについて、非公式ではあるが鳩山・オバマ首脳会談で取り上げられるという。よかった。誰もが注目する会談だ。頑張ってほしい。
 そう思ったら、どの新聞も非公式首脳会談とは「核サミット夕食会」でオバマ大統領の隣に座る際に話をすることだという。これは明らかな詐称だ。
 かつて日本側との会談を拒んだ北朝鮮代表の袖をつかんで引きとどめ、一言立ち話をした外務官僚がいた。今の藪中事務次官だ。帰国後彼は記者の前で、北朝鮮代表との
会談をしてきたと胸を張って述べた。これとまったく同じだ。
 そう思っていたら10分間話したという。中身は一切しゃべれないが沖縄の負担軽減について思いを述べておいたという。
 こんな事を真顔で言っているようでは鳩山首相は危うい。
 それはとりもなおさず日本が危ういということだ。
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