天木直人の公式ブログ

枝野発言と与良発言に共通するこの国の欺瞞

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 枝野経済産業大臣が関電八木会長の発言を激しく批判した。
 すなわち大飯原発再稼動のあとは高浜原発の再稼動だと言った八木
発言に対し、枝野大臣は「大変不快な発言だ」と強く反発してみせた。
 これに対し、森詳介関電会長が「(八木)社長の発言は真っ当だ」と
擁護したという(7月27日各紙)。
 「社長は何もおかしなことは言っていない。安全が確認されたら高松
原発を運転したいのは当たり前だ」と述べたのだ。
 この喧嘩は森会長の勝ちだ。
 野田政権は安全が確保されれば原発は再稼動するという政策を下した。
 原発再稼動反対の国民の声を無視して原発推進の決定を下したのだ。
 その張本人の一人である枝野産業大臣が、あたかも原発慎重論者の如く
ふるまい、関電叩きをして世論に迎合することこそ姑息なのだ。
 同じことは原子力規制委員会の委員人事についても言える。
 野田政権は田中俊一初代委員長を含む5人の委員の人事案を衆参両院
に提出した。
 事前にその人事案が漏れて、これでは原発推進のための原子力規制
委員会になるという反原発派の反対の声を無視したのだ。
 これについて、今朝(7月27日)のTBS「みのもんたの朝ズバッ」
で与良正男というレギュラー解説者の政治記者がまことしやかな顔をし
て批判していた。
 これでは原発推進と受け止められても仕方がない、と。
 いまさら何を言っているのかという発言だ。
 野田民主党政権は国民の声を無視して原発再稼動の舵を切った。
 安全が確保されれば原発を認めると公言した。
 いうなれば、今度の原子力規制委員会の人事はそのような野田政権の
正体を明らかにした当然の人事なのだ。
 その野田政権を一貫して支えてきたのが与良正男をはじめとした
メディアではなかったのか。
 これを要するに、枝野発言といい、与良発言といい、世論に迎合して
いい顔をしているだけだ。
 本気でそう思うなら原発再稼動をすべきではない。
 それを許してはならない。
 政府やメディアのこういう二重基準の態度こそ、いつまでたっても日本
を変える事のできない元凶なのである。
                             了
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