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 議論をすればするほどボロの出るオスプレイ配備の強行

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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■  天木直人のメールマガジン2012年7月28日第577号
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  議論をすればするほどボロの出るオスプレイ配備の強行
 
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 連日オスプレイがニュースにならない日はない。
 それほどこのオスプレイ配備問題は国民にとって深刻な問題である
ということだ。
 しかし私はこのオスプレイ問題がどんどんと議論される事を歓迎する。
 野田首相や森本防衛大臣がオスプレイについて強行しようとすれば
するほど、その矛盾が露呈するからだ。
 国民が政府のウソに気づくようになるからだ。
 ひょっとしてこのオスプレイ問題が野田政権にトドメを刺すことに
なるかもしれない。
 森本防衛大臣は日本の防衛政策について何の仕事も出来ずに、オス
プレイの対応に終始して終わる前代未聞の防衛大臣となるかもしれない。
 オスプレイ配備の不都合についてはキリがないがたとえば一例をあげ
ればこうだ。
 そもそもオスプレイ配備は十何年前から決まっていたことだ。
 それを自民党の歴代政権が国民から隠し続け、民主党政権になって
もなお隠していた。
 しびれを切らした米国が、そろそろ配備を強行するから国民に
白状しろと脅しをかけてきたから岡田外相の時にこれを認めたのだ。
 何故隠し続けたか。それは配備することを国民が知ればどうしよう
もなくなる事を知っていたからだ。
 どのように弁明しようとも歴代政府と官僚たちはオスプレイ配備
は認めたくなかったのだ。
 認めたくない物を、米国の圧力で認めざるを得ないのだ。
 こんな事がこのままうまく行くはずがない。
 たとえば一例をあげればこうだ。
 オスプレイは何も沖縄の問題だけではない。
 オスプレイは訓練飛行を全国で常時行なう。
 これが大変なのだ。
 オスプレイが有事に使われることはまず無いが、毎日のように全国
各地で訓練飛行が始まれば、国民の反対はいまよりもはるかに大きく
なる。
 その時こそ政府が行き詰まる時だ。
 その時は野田首相や森本防衛相はもういないだろうが、その時の
政権は間違いなく危機に直面するだろう。
 たとえば一例をあげればこうだ。
 こんどのオスプレイ配備問題で明らかになったことの最大の問題は
オスプレイの配備は「日米安全保障条約に関する交換公文にいう事前
協議の主題にはならない」という政府説明だ。
 この認識こそ、「米国のすることには何も言えない」という野田首相
の対米絶対服従の基である。
 野田政権はご丁寧にもその認識を7月27日の閣議で決めた政府
答弁書で再確認している。
 それを各紙が報じている。
 しかしこの交換公文こそ直ちに廃棄されなければならない日米密約
なのである。
 日米安保体制の本質は、米国が好きなときに、好きな場所に、好き
なだけの軍隊を配備する権限を確保することである。
 しかしそれを国会承認の必要な日米安保条約上に明示すると国民の
反発に合い都合が悪い。
 だからそれを日米地位協定に書き込み、それでもなお都合の悪い事
はさらに交換を交わして両国間の合意事項としておく。
 いわば日米安保体制そのものが密約であり、日米安保体制を実質的
に支える日米地位協定や交換公文こそ密約中の密約なのである。
 密約はすべて廃棄されなければならない。
 密約を公然と引用して日本は何も米国には言えないなどと語る野田
政権は密約とともに一日もはやく破棄されなければならないのである。
                             了
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