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NHK日曜討論における城島国対委員長の「致命的」開き直り

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 きょう8月26日の朝9時から始まったNHKの政治討論会で民主党の
城島国会対策委員長が「致命的」な開き直り発言をした。
 もっともそれが「致命的暴言」になるかどうかは谷垣自民党執行部の器量に
かかっている。
 私が括弧書きで「致命的」と書いたのは、それが致命的とならないかもしれない
からである。
 それどころ自民党からの早期解散・総選挙の圧力をかわす切り札になる
かもしれないからだ。
 そしてまさしく城島国対委員長はそのつもりで自信を持って用意周到に
その切り札を切ったに違いない。
 その切り札とは、野田首相の問責決議案を自民党が出そうとしていることに
対する最強のカウンターパンチである。
 すなわち竹島問題で国内が一致して韓国に向かい合わなければならない時に、
問責決議などを出して野田政権の足を引っ張ってもいいのか、という反論である。
 こんな時に日本の首相の足を引っ張ってどうするのだ。敵に塩を贈る事になる。
そんなことをしたら自民党こそ国民から非難されますよ、という脅しである。
 この脅しは一見してまともに聞こえる。
 国民の多くはその通りだと思ってしまうだろう。
 野田政権を支えるNHKは、この城島発言を応援するかのようにこの発言ばかり
を繰り返してニュースに流している。
 しかし私を騙すことはできない。
 今度の竹島をめぐる混乱はまさしく野田首相と李明博大統領の責任なのである。
 昨年の12月に行なわれた李明博大統領と野田首相の首脳会談は、未来志向の
日韓関係で合意したと当時報道された。
 しかしその宣伝文句とは裏腹にあれは失敗だったということだ。
 李明博大統領が慰安婦問題に対する日本政府の国家補償を激しく求め、それに
対して野田首相がそれに応えず、問題を先送りした。
 その後も李明博大統領が野田政権に対して日本政府の対応を迫ったのに対し、
野田首相は何の対応もとらずに逃げ続けた。
 その両首脳の首脳間の対応の平行線が、李明博大統領の今回の竹島強硬訪問
につながり、それに怒った野田首相の強硬姿勢に繋がったのだ。
 お互いに国内的に死に体の政権は、その弱さゆえに強く出ざるを得ない。
 国交断絶まがいの関係悪化にエスカレートした。
 もはや李明博大統領と野田首相が両国の首脳にとどまるかぎり日韓関係は悪化
こそすれ良くなることはない。
 この事はみなが知っていることだ。
 そして李明博大統領が今年一杯で事実上退陣する事は決まっている。
 だからこそ野田政権は一刻も早く引責退陣しなければならないのだ。
 問責決議案はだからこそ必要なのだ。
 それが提出されて可決され、野田首相の一刻もはやい退陣が実現されなければ
ならない。
 果たして谷垣自民党執行部は城島国対委員長の「切り札」と思って開き直った発言
を打ち返し、バックスクリーン叩き込むことができるか。
 すべては谷垣自民党執行部の力量次第である。
 ここで問責決議案を成立させることが出来ないようでは、谷垣自民党は野田民主党
政権に完敗することになる。
 今後の展開がおもしろくなってきた。
                                             了
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