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緊急提言ー野田首相は今こそ丹羽大使の続投を三顧の礼で懇請すべきである

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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■  天木直人のメールマガジン2012年9月16日第695号
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  野田首相は今こそ丹羽大使の続投を三顧の礼で懇請すべきである
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 西宮新駐中国大使の訃報をテレビで知って緊急にこのメルマガを書い
ている。
 このニュースは外務省にとっても、日本政府にとっても衝撃的である
に違いない。
 日中関係がここまで危機的になっているときだ。
 大使を一新して新しい対中外交を始めようとした矢先だ。
 しかしその衝撃を乗り越えて野田首相は正しい判断をしなくては
ならない。
 私はかつてアフリカ課長を拝命した1980年代の半ば、管轄地域の
旧英国領アフリカ諸国を回って当時駐ザンビア国の特命全権大使で
あった西宮大使とはじめて知り合った。
 西宮新駐中国大使はその子息だ。
 父親ゆずりの人柄のよさもあり、父親以上の出世を果たして新しい
日中関係の打開に外交官人生のすべてをかける意気込みだったに違いない。
 その矢先の不幸である。
 さぞかし無念だったに違いない。
 こころより冥福を祈らずにはいられない。
                          合掌
 しかし今の日中関係はその不幸を乗り越えなければならない。
 その不幸を無にしないためにも、私は野田首相に直言したい。
 いまこそ野田首相は丹羽宇一郎前駐中国大使のもとを訪れ、三顧の
礼をもって、再び駐中国大使の職責に戻ることを懇請すべきである。
 「石原東京都知事の尖閣購入を許せば日中関係に重大な危機をもた
らすことになる」といち早く警告を発したのは丹羽大使だった。
 その発言の責任をとって辞任に追い込まれた丹羽大使であったが、
いままさにその警告が正しかったことが証明された。
 丹羽大使はその発言の故に中国国民からも好意的に受け止められた。
 今の危機的な日中関係を打開する最善の道は、丹羽大使を再度中国
大使に任命して日中関係の打開を託すのである。
 それは決して丹羽大使を通じて中国に妥協する事ではない。
 その逆である。
 尖閣問題を日中間のもっとも困難な問題である事を認識していた
丹羽大使に対し、尖閣問題についての日中双方の立場を尊重した上で、
もっと大きな日中間の利益に向けて、本当の意味での互恵関係構築の
対中外交を委ねるのである。
 それは丹羽大使にすべてを丸投げすることではない。
 丹羽大使の外交を全面的に支える野田首相の外交が不可欠である。
 つまり丹羽大使と一体となって野田首相自らが日中関係の修復に
政治生命を賭けるということである。
 丹羽大使はそこまで覚悟した野田首相の懇請を断ることは出来ない
だろう。
 丹羽大使としてもこのまま駐中国大使を去ることは心残りに違いない。
 丹羽大使もまた残りの人生のすべてをかけて目の前の日中関係打開に
最後のご奉公をすることに異存はないはずだ。
 野田首相よ、このメッセージが届いたら、躊躇する事なく決断すべきで
ある。
 丹羽大使に三顧の礼をもって再び駐中国大使を懇請せよ。
 対中外交に全力を傾けよ。
 民主党代表選挙などにうつつを抜かしているときではない。
                                         了
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