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□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
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□■  天木直人のメールマガジン2013年1月27日第69号
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  ラブキン教授から学んだこと
 
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 パレスチナ問題の動向を正しく知るための最善の手段は「アル・ジス
ルー日本とパレスチナを結ぶ(略称:JSR) jsr@ksn.biglobe.ne.jp 
090-2167-4802」から毎週送られてくるメルマガを読み続ける事だと私
は何度も推奨してきた。
 週に一回送られてくるだけのそのメルマガを欠かさず読み続けるだけ
でも大変なのに、それを毎週書き続けるアル・ジスルの執筆者の労力に
は頭の下がる思いである。
 そのアル・ジスルを通じてヤコブ・ラブキン教授の講演が立教大学で
あることを知って私は昨日1月26日の夜出かけていった。
 ラブキン教授はカナダに移住したレニングラード生まれの正統ユダヤ
人で、現在はモントリオール大学の歴史学教授である。 
 ユダヤ人でありながらシオニズムのパレスチナ政策を強く非難する著
名言論人の一人であるという。
 そのラブキン教授の講演から学んだ事はあまりにも多かったが、その
中の一つに欧米諸国がイスラエルのパレスチナ弾圧政策に寛容であり続
けるのは、イスラエルの建国やその後の入植政策に見られるシオニズム
の本質が、かつて欧米列強が行なってきた植民地主義に根ざしたもので
あるからだ、という指摘だ。
 そして今欧米列強による中東の再植民地化の進行が見て取れるとい
う。
 この指摘を私は目からうろこが落ちる思いで聞いた。
 そういえばフランスのオランド大統領の最近の言動だ。
 彼はアルジェリア独立50周年記念でアルジェリアを訪れた時植民地
主義がアルジェリアの人々に苦痛を与えたことは認めたが明確な謝罪は
しなかった。
 オランド大統領はマリ攻撃や今度のアルジェリア事件で見られるよう
に、テロとの戦いを全面的に押し出した。
 社会主義を標榜するオランド大統領でさえこうなのだ。
 あらためてラブキン教授の慧眼に感服する。
 しかし私がラブキン教授から学んだ事はその事だけではない。
 イスラエルと中国の関係である。
 かねてから私はパレスチナ問題やテロとの戦いについては中国は親イ
スラエル寄りの政策を取っていることをこのメルマガで指摘してきた。
 そして中国がパレスチナ問題で米国やイスラエルと手を組めばパレス
チナ問題の公正な解決は絶望的になると強調してきた。
 そして私はラブキン教授と二人だけで話す機会にこの私の思いをぶつ
けてみた。
 ラブキン教授から返ってきた言葉は、そのとおりであるという物で
あった。
 そこに気がつくとはさすがに元レバノン大使だと褒められた。
 褒められたことに気を良くしてついでに書いてみる。
 北朝鮮の核実験の動きをめぐって国連安保理事会が北朝鮮に対する制
裁強化の決議を中国の同意で成立させた。
 この事を日本の報道では中国の譲歩だなどと書いている。
 私はその逆だと思っている。
 中国は北朝鮮に対して厳しいそぶりを見せながら米国に恩を売ってい
る。
 米国側からすれば中国がパレスチナ問題やテロとの戦いで米国に抵抗
されてはたまらない。
 中国は米国に対して親イスラエル政策を取り続けるという最強のカー
ドを握っているのだ。
 そのカードを握られた米国にとって米国は中国を敵にまわせないの
だ。
 米国にとって米中関係は日米関係に比べはるかに重要なのである。
 別れ際に私はパレスチナ問題についての悲観論をラブキン教授にぶつ
けてみた。
 ラブキン教授はそれを認めた上で、そう悲観的になるな、何が起きる
か分からない、それが歴史だ、と笑いながら語った。
 これこそが、その夜私がラブキン教授から学んだ最大のものに違いな
いと思いながら帰路についた・・・
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