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訪米を控えた安部首相に対する最善の助言はこれだ

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 あす21日から鳴り物入りで安倍首相が訪米する。
 安倍訪米の記事が溢れる中でこんな記事があった。
 きょう2月20日に読売「政なび」というコラムで伊藤徹也という記者が書いている。外交の基本はギブ・アンド・テイクだ。安倍首相・岸田コンビはオバマ大統領・ケリー国務長官を相手にどれだけ「テーク」を引き出せるだろうか、と。
 伊藤徹也という本気でこんな記事を書いているのだろうか。
 何を米国からテークするというのか。
 昔の事は知らない。しかし最近の日米交渉で日本が米国から実質的に勝ち取ったものがあっただろうか。
 いや、そもそも勝ち取る交渉の一つでも日本側から持ちかけたことがあっただろうか。
 読売新聞が書いている今度の日米首脳会談の議題についても、ハーグ条約、TPP、普天間など米国の要求にどう応えるか、どうかわすか、ばかりだ。
 さらにきょう2月20日の日経は「2030年代に原発稼動ゼロを目指すとした民主党政権の目標見直しを伝える」と報道していた。このニュースは初めて目にする。
 ここまで米国の機嫌を取ろうとするような首脳会談でどうしてテークなど望めるというのか。
 そう思いながら、それでもテークがないか探してみたら2月18日の東京新聞「私説 論説室から」というコラムで豊田洋一という記者が「被爆地訪問打診のすすめ」と題して要旨次のように書いていたのを見つけた。
 すなわち安倍首相とオバマ政権との関わり合いは過去にもあったという。失意の退陣から1年半ほどたった2009年4月、訪米した安倍はバイデン副大統領と会談しているがこの時当時の麻生首相からオバマ大統領への親書を手渡したという。その内容は、「核兵器を使った唯一の核兵器国として行動する道義的責任がある」と表明した2009年4月5日の有名なオバマ大統領のプラハ演説を支持し、核廃絶に向けた日米両国の連携を呼びかけたものだという。そしてその時安倍氏はオバマ大統領の広島、長崎訪問までも打診したというのだ。
 驚いた。知らなかった。
 あの麻生・安倍コンビがこんな事を米国に対して要求していたとは。
 核不拡散ではない。核廃絶について日米協力を要請していたというのである。
 これこそが首脳外交だ。
 豊田記者はこう締めくくっている。
 「せっかくの機会だ。安倍氏は直接、大統領に広島、長崎訪問を打診してみたらどうだろうか。訪問が実現すれば『核なき世界』の実現に向けた決意を示す象徴的な出来事として歴史に刻まれるだろう」と。
 私もそう思う。
 そして私が安倍首相であればそうするだろう。
 いままでのどの首相も出来なかったことだ。
 それで参院選の勝利は間違いない。
 おまけにオバマ大統領の被爆地訪問は日米同盟を危うくするから止めてくれなどと馬鹿な事を米側に伝えていた外務官僚を相手にしない政治主導の外交を国民に見せつけることになる。
 それができるようであれば安倍首相もたいしたものだ。
 谷内君。君は内閣参与となって安倍政権を支える事を期待されているのだろう。それぐらいの助言をしたらどうか(了)。
 
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