天木直人の公式ブログ

デフォルト騒ぎの米国に文句の一つも言えなかった日本

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 米国のデフォルト騒ぎは回避の方向でとりあえず妥協が図られたようだ。これで世界が安堵してひとまず国際経済は最悪の事態にならずに済みそうだ。
 しかし、オバマケアか何か知らないが、自らの内政上の駆け引きで世界経済をここまで混乱させた米国の無責任さを、このまま黙って見過ごしていいはずはない。
 世界金融秩序の責任者であるラガルドIMF専務理事は、世界を恐慌に陥れるなとはやばやと米国に警告を発した。
 世界の金融当局者もまた米国の政治的行き詰まりを批判し、世界の経済と金融市場に最大のリスクを突き付けていると声をあげた。
 私が注目したのは中国だ。 中国の朱光耀財務次官は、
 「中国は巨額の米国債を保有しており重大な影響がある。米国は歴史の教訓を十分に理解すべきだ」など言って米国にデフォルト回避の責任があると言ったという(10月8日東京新聞)
 財務次官でさえここまで米国に注文をつたのだ。 しかも米国は中国にとって最も大切な国だ。
その国に対して財務事務次官が批判する。
 ひるがえって日本はどうか。
 日本は中国につぐ世界で2番目に米国債を保有している国だ。
 米国債保有だけでなく、あらゆる金融・財政面において米国財政を支援してきたのは圧倒的に日本だ。
 その日本は結局米国に文句のひとつも言う事なくデフォルト騒動は終ってしまう。
 それどころか、米国のデフォルト回避を見て、よかった、デフォルト回避のため妥協した米国の内政に感謝する、などと真っ先にコメントを発するに違いない。
 こんなお人よしの国は世界でも日本だけだろう。政界に相手にされないのも当然だ(了)
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