天木直人の公式ブログ

日本だけが中国の抗日記念行事に欠席するなら外交的大失態だ

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 きょう8月27日の産経がワシントン発共同を引用して報じた。

 米国務省のカービー報道官は北京で9月3日に開かれる抗日戦争勝利
70年記念行事に米国を代表してボーカス駐中国大使が出席する事を確
認したと。

 当然だろう。

 本国政府から要人を派遣せずに駐在大使の出席で済ませることは、米
国としてその行事を手放しで歓迎しないというサインだ。

 しかし、駐在大使の出席さえも見送るなら、それはもはやあからさま
な敵対行為だ。

 9月初めに習近平主席を迎えるオバマ大統領がそのようなことをする
はずがない。

 そして、米国と歩調を合わせるかのように、欧州主要国や豪州、カナ
ダなどいわゆる西側主要国はみな政府代表と言う形で現地大使や代理を
参加させる。

 もちろん中国との関係を重視する国は、プーチン大統領や朴クネ大統
領を含め、30カ国が首脳級を派遣する。

 ところが日本だけが駐中国大使さえも参加させない方針であると報じ
られている(8月26日東京)

 これが事実なら、外交の常識を逸脱した中国敵視行為だ。

 世界の主要国の中で、日本だけが習近平主席が最も重視している行事
をボイコットするのだ。

 いくらこの行事が日本の侵略を批判する日本敵視行事であるとして
も、欠席してはいけない。

 いや、だからこそ、堂々と出席して日本の度量を示すのだ。

 安倍談話でお詫びまでしているのだから、安倍談話を抗日バレードで
繰り返し、そのかわりお得意の未来志向を強調して、いつまでも過去に
こだわるのはやめようと世界に向かって呼びかけるべきなのだ。

 世界は安倍首相のほうに軍配を上げるだろう。

 誰が、どういう考えで、木寺駐中国大使の出席すら拒んだのか。

 まさか谷内NSC局長や斎木次官がそれを進めたのではないだろう
な。

 もしそうなら安倍首相に迎合した、外務官僚の風上にも置けないしわ
ざだ。

 もし安倍右翼政権の意向であるなら、それを止められなかった彼らの
責任は大きい。

 もし米国の圧力で欠席を決め込んだなら、安倍首相ははしごを外され
たことになる。

 もし、米国がボーカス駐中国大使を出席させることを予想していな
かったとすれば、あまりにも情報不足だ。

 木寺大使はボーカス大使とほとんど現地で接触していない証拠だ。

 いずれが真実であったにしても、中国の抗日戦争勝利70年行事に日
本だけが欠席することになるなら、前代未聞の外交失態だ。

 いまからでも遅くない。

 日本を代表して誰かを参加させるべきだ。

 村山富市元首相が出席すると伝えられているが、安倍首相としてこれ
ほどの恥はない(了)

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