天木直人の公式ブログ

安保条約を結ばずに軍事同盟を加速する日豪関係の憲法違反

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 きょう11月28日の東京新聞が「条約なき盟約の危うさ」と題する、これ以上ない、極めて重要な社説を掲げている。

 その要旨はこうだ。

 すなわち、日米のような安全保障条約を結ばないまま防衛協力を加速している安倍政権の手法には危うさを感じざるを得ない、と警告しているのだ。

 その通りである。

 これは我が国の法治主義の根幹にかかわる重要な指摘である。

 憲法9条の根幹にかかわる深刻な問題なのである。

 そのことは、日米安保条約の成立過程を考えれば明らかである。

 なぜ日米安保条約の成立に、あれほど困難な交渉が必要だったか。

 なぜ日米安保条約が秘密条約であり、重要な合意であればあるほど、「行政取り決め」や「ガイドライン」といった、国民の目に触れない下位の法令に委ねようとしたか。

 すべては憲法9条との矛盾を隠すためだ。

 それでも、国民の命と国家の命運を左右する軍事同盟を結ぶ以上、国家間の約束を規定する条約を結び、それを国会審議にかけて国民の了解を得るのは、法治国家として不可欠だった。

 ところが日豪の軍事同盟については、まったくその手続きがない。

 これは完全な憲法9条違反、いや、憲法9条無視だ。

 私がここで強調したい事は、このような深刻な問題が、これまでまったく議論されてこなかったという事実だ。

 国会で誰一人として問題提起しなかったばかりでなく、メディアがまったく触れなかった。

 きょうの東京新聞の社説が、はじめてこの問題に言及したのだ。

 護憲政党や護憲論者は、いまからでも遅くない。

 きょうの東京新聞が社説で見事に問題提起してくれた。

 もはや知らないとは言わせない。

 「条約なき盟約」を日豪の間で加速する安倍政権の違憲性を、声を上げて批判しなくてはいけない。

 この問題で沈黙を守る者に「憲法9条を守れ」と叫ぶ資格はない(了)

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