天木直人の公式ブログ

民主党は有田芳生議員の訪朝成果を活用しなければウソだ

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きょう12月21日の産経新聞で、大野敏明編集委員が書いている(「視線」)

拉致被害者を含むすべての日本人について北朝鮮が全面的な調査を行う、と日朝両政府が合意したのは昨年5月であったと(ストックホルム合意)

日本はその成果に期待して制裁を解除したのに北朝鮮側は「調査は継続中」というばかりで、日朝協議も昨年10月以降途絶えたままだと。

日本は騙されたのではないか。安倍首相は「安倍政権で解決しなければ私の使命は終わらない」とまで言った。

そこまで言うなら解決に向けた本気度を示せ、と大野編集委員は迫っている。

安倍擁護の産経新聞にしては、きわめて厳しい安倍批判だ。

それほどまでに安倍首相の対北朝鮮外交は行き詰まっているということだ。

産経新聞のことだから、大野編集委員は安倍首相に制裁強化を求めている。

それは間違った方向だが、安倍首相の対北朝鮮外交をここまで批判する姿勢を私は評価する。

ひるがえって、きょう12月21日の朝日新聞は、産経新聞が書かなかった大スクープを書いた。

すなわち、日朝両政府の当局者が11月中旬から12月中旬にかけて北京で計3回も非公式協議を行っていたことがわかったと。

しかし、主張は平行線のままで具体的な進展はなかったと。

私がその朝日の記事で注目したのは、朝日の記事がわざわざ有田芳生民主党議員の訪朝に言及しているところだ。

すなわち、今年10月に訪朝した有田議員は12月10日の参院拉致特別委員会で、北朝鮮で会った担当者の話を次のように語ったと。

「拉致被害者の報告書は、ほぼ完成していると話していた」

「日本政府の対応によっては、調査報告書を一方的に公表せざるを得ないような事態もありうると聞いた」

これはものすごい国会証言である。

有田議員のいう事が正しければ、産経新聞の大野編集委員の安倍批判はまったくのピンと外れ批判になる。

もっと厳しい批判でなければいけない。

つまり北朝鮮側はストックホルム合意を順守しているのに、安倍首相が受け取り拒否をしているということだ。

制裁強化どころの話ではない。

安倍首相が国民にウソをついているという事だ。

つまりストックホルム合意では、拉致被害者全員が無事だという報告が出てくるなどということはまったく北朝鮮側から言質を取っていないのに、勝手に全員を帰還させると公言し、調査結果報告がその期待に反するものだったからと言って、受取拒否をしているということなのだ。

これは安倍首相が国民をだましたということだ。

これではいつまでたっても交渉が進まないはずだ。

その交渉が進まない原因を、北朝鮮側の報告書がまだ出てこないというウソを重ねて、北朝鮮側にすべて押しつける。

そんなことをされてはたまらないから北朝鮮は一方的に発表すると言っているのだ。

当然ながら有田議員の訪朝は安倍政権にとって迷惑この上ない話だ。

ましてや有田議員がそのような報告を国会でしたから大変だ。

朝日のその記事は、安倍政権幹部の言葉として次のように書いている。

有田議員が国会で語った北朝鮮側の言葉は、「北朝鮮が日本の世論を分断しようとしている」ものだと。

有田議員は、北朝鮮の日本世論分断作戦の片棒を担いだとんでもない国会議員であると糾弾しているのだ。

民主党は党を挙げてこの有田議員の訪朝の成果を今度の国会で生かさなければいけない。

さもなければ有田議員は、民主党にとっても、民主党の立場を離れて勝手に訪朝した迷惑な民主党議員ということになる。

安倍政権幹部と同じように有田議員は北朝鮮に利用されに行った国賊議員ということになる。

松原仁あたりが言いそうなことだ。

民主党の拉致問題政策が試される有田議員の訪朝である(了)
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