天木直人の公式ブログ

何度でも書く。迎撃ミサイルシステムは役立たずだ

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日本が巨額な予算を講じて米国から迎撃ミサイルシステムを買わされたのは、もう10年近く前だったと思う。

あの時、メディアはさんざん書いて教えてくれた。

実際に役立つかどうか、疑わしいと。

その一つである地対空誘導弾パトリオット3(PC3)は、日本の本土に着弾する直前に迎撃するものだ。

しかし、その有効射程距離はせいぜい数十キロだ。

猛スピードで着弾するミサイルを、着弾直前の数十キロで、すべてを撃ち落とせるのかと。

一発でも撃ち漏らしたらお終いだと。

敵が狙うはずの日本の中枢地点にPC3をゴロゴロと移動する前に、ミサイルは着弾してしまうのではないかと。

軍事に素人の私でもそれくらいわかる。

PAC3は役に立たないのだ。

それにもかかわらず政府は今度の北朝鮮の衛星発射に備え自衛隊に仰々しく破壊命令措置をだした。

新聞がそれを大きく書いた。

そして、石垣・宮古などという辺境地にまで配備した事を強調している。

どうせ配備するなら、優先すべきは、敵がもっとも攻撃する可能性の高い東京の中心地だろう。

あるいは原発のある場所だろう。

そう思っていたら、政府はもうひとつの海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載のイージス艦を、日本海や東シナ海に配備したという。

SM3はもっと役立たずだ。

なにしろ敵が発射したミサイルを、その直後に撃ち落とすものだ。

どこから発射するかもわからないミサイルをどうやって撃ち落とすというのか。

しかも朝鮮半島から日本本土にわずか10分で到達するほど猛スピードで発射されるミサイルである。

発射直後にそれを撃墜するなどということは神業だ。

素人でもわかる。

なぜメディアは書かないのか。

安倍政権がやっていることは猿芝居だと。

起こりもしない危機を煽り立てて、国民を改憲に向かわせようとしているのだと。

知っているのに書かないメディアは、国民を欺く権力の手先ということだ。

もしそれに気づいていないようでは、そんなおめでたいメディアは不要であるということだ(了)

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(最終更新:2016年2月9日)コメント0件919

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