天木直人の公式ブログ

空振りに終わった安倍首相のG20における中国たたき

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Photo by : YIBADA ”China to Host G20 Summit in 2016” [http://en.yibada.com/articles/8030/20141118/china-to-host-g-20-summit-in-2016.htm]
Photo by : YIBADA ”China to Host G20 Summit in 2016” [http://en.yibada.com/articles/8030/20141118/china-to-host-g-20-summit-in-2016.htm]

 G20が終わった。その評価を書くのがこのメルマガの目的ではない。

 いまの世界経済の危機を乗り切るため、各国はあらゆる政策を講じることで合意したらしい。

 しかしその具体策については一致せず、さらなる協議が必要だという。

 各紙が一様に報じる評価はそういうことだ。

 そのくらいの事は素人でもわかる。

 私がここで言いたいことは、今度のG20が始まる前の、安倍首相の中国経済批判と、それに同調するメディアの論調だ。

 中国経済の悪化と株の暴落が世界経済危機の引き金だと言わんばかりだった。

 そしてご丁寧に麻生財務相は会議でも次のように迫ったという(2月28日読売)。

 「人民元の安定化策を含んだ構造改革の工程表を示す必要がある」と。

 あまりにも身勝手な批判だ。

 中国の高度成長と株高の恩恵を一番受けていたのは日本だったのに、それが悪化すると中国を批判する。

 そもそも今の世界の危機は、リーマンショックに見舞われた主要国がこぞって財政出動や金融緩和のエンジンをふかせてきたことにある。

 そうした行き過ぎが新興国バブルを生み、そして必然的にはじけたのだ。

 もはや世界経済は運営共同体なのである。

 かくて、間違った安倍首相の中国たたきは見事に空振りに終わった。

 それどころか、日本のマイナス金利政策が為替切り下げ競争につながるのではないかと懸念されたらしい(2月28日日経)

 それにとどまらず、日本はもっと財政出動せよと迫られたらしい。

 赤字財政が膨れ上がり、国民の懐に手を突っ込んでいる安倍首相が、もっと金をばらまけと言われているのだ。

 中国包囲網を狙った日本が逆に包囲された如くだ。

 アベノミクス失敗へのダメ押しだ。

 残ったのは習近平主席の安倍首相に対する更なる不信感だけである。

 日中関係の改善は遠のくばかりである(了)

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(最終更新:2016年3月5日)コメント1件1295

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 今の世界中を席巻している「大混乱」の起点は誰が見ても「日本発」です。年金の蒸発・株価の暴落・円高…恐らく、失敗を取り繕うために、更なる、資金の蒸発…安部政権の最初からの全てが単なる空元気だったことが露呈し、最早、取り返しのつかない巨額の穴をあけ…そして、自画自賛して…公務員の給与を上げ…消費税を上げて、輸出企業へ巨額の還付金を与え…そして、世界中が呆れ果てての混乱です。
    混乱を取り繕うために、更なる、年金の蒸発。

    しかし、この大混乱の時、中国は長い休暇となって、何も動くことができなかったはずです。まさに、日本の「一人相撲・マッチポンプ・自画自賛劇場」です。日本語を理解する外人が少なくて、相手が理解できるような外国語を話せる日本人が少ないから…海外の嘲笑も少ないのでしょうが。

    少なくとも、どの国も「自国の繁栄」を最優先にしています。当たり前です。日本への外交辞令的な称賛は…今の、奈落の底への没落に…背中を押してくれているようなものです。TPPのように、自国の国土と民を外国へ売り飛ばすような暴挙は日本しかしない、歴史上稀に見る珍事です。世界の幼児向け歴生寓話に大書されるような出来事です。

    どうぞ、頑張ってください。

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