天木直人の公式ブログ

自衛隊に影響力を行使している旧帝国軍人たちの存在

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Photo by : 昭和天皇御前の大本営会議の様子(1943年4月29日付朝日新聞掲載) [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E5%96%B6#/media/File:Imperial_general_headquaters_meeting.jpg]
Photo by : 昭和天皇御前の大本営会議の様子(1943年4月29日付朝日新聞掲載) [https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%9C%AC%E5%96%B6#/media/File:Imperial_general_headquaters_meeting.jpg]

 きょう3月25日の毎日新聞が小さく報じていた。

 きのう3月24日に東京都内で安保法の是非をめぐるシンポジウムが開かれたと。

 これだけなら、どこにでもあるシンポジウムだ。

 なぜそのシンポジウムが記事になったのか。

 その毎日新聞の記事は書いている。

 元防衛官僚幹部である柳沢協二氏(元内閣官房副長官補)と元陸上自衛隊幹部である番匠幸一郎氏(前陸自西部方面総監)ら元将官が論戦を戦わせたと。

 なるほど。

 防衛省の文官と制服組が、3月29日から施行される安保法の評価について、正反対の評価をしたのだから、新聞記事になるわけだ。

 しかし、私がその記事で注目したのは、そこではない。

 この誰がこのようなシンポジウムを主催したかである。

 その記事によれば、主催者は、旧陸軍将校と元陸上自衛隊幹部でつくる公益財団法人「偕行社」となっている。

 わが目を疑った。

 旧陸軍将校がいまでも影響力を持っているのだ。

 たしか番匠幸一郎氏も旧帝国軍人の子息であるはずだ。

 そして陸自だけではない。海自も含め、旧帝国軍魂は現在の自衛隊に引き継がれているに違いない。


 おりから、安倍首相による新安保法制の下で、シビリアンコントロールは有名無実化し、自衛隊幹部が、晴れて我が国の安保政策の企画・立案に主導的役割を担うようになった。

 
 その行き着く先は明らかだ。

 このままでは、もはや日本は憲法9条を世界に誇れる日本ではなくなる。

 かくて日本は普通の国になっていくが、それは、ただの小さな島国になるということである。

 それを阻止できるのはこの国の政治でしかないが、今の政治状況では絶望的である(了)

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(最終更新:2016年3月26日)コメント0件1327

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