天木直人の公式ブログ

ハンセン病の次は砂川判決だ

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Photo by : どうしん ウェブ 「ハンセン病、最高裁謝罪 隔離法廷は「差別的」違法 違憲性は認めず」 [http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0263347.html]
Photo by : どうしん ウェブ 「ハンセン病、最高裁謝罪 隔離法廷は「差別的」違法 違憲性は認めず」 [http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0263347.html]

 WHOが1960年に隔離の必要性を否定したにもかかわらず、裁判所は1972年までハンセン病患者を隔離した特別法廷で差別的な暗黒裁判を繰り返して来た。

 この誤りを認め、最高裁がきのう4月25日、記者会見を開いて謝罪した。

 聖域であった最高裁が自らの誤りを認め、頭を垂れて謝罪する。

 前代未聞の事だ。

 我々はこの最高裁の謝罪を出発点として、この国の裁判所の民主化を一気に進めなければいけない。

 そして、その究極のゴールこそ、砂川裁判を下した田中耕太郎最高裁長官の弾劾だ。

 米軍基地建設に反対した学生らを有罪にした1959年の砂川判決の裏に、当時の田中耕太郎最高裁長官が米国政府に裁判情報を教え、この国の司法を米国に売り渡していたことが米国の極秘文書で明かされた。

 有罪判決を受けた当時の被告らが裁判の再審を求めて汚名を晴らそうとするのは当然だ。

 ところが東京地裁はその再審請求を棄却した。

 かくなる上は、ハンセン病特別法廷のように、最高裁に自己検証を求め、国民監視の下で、みずからその誤りを認めさせるしかない。

 最高裁にとって、砂川判決の誤りを認める事は、ハンセン病特別法廷の誤りを認めるより、はるかに困難に違いない。

 なぜならば、ハンセン病特別法廷の誤りを求めてもその他の最高裁の判決への影響は回避できるが、田中耕太郎最高裁長官の誤りを認める事は、最高裁そのものを否定する事になるからだ。

 だから最高裁は砂川判決を自己検証する事はしないだろう。

 しかし、ハンセン病で自己検証をしてしまった最高裁に、砂川判決だからといって自己検証を拒む理屈は、もはやどこにもない。

 ハンセン病の次は砂川判決だ。

 砂川判決の自己検証の必要性と重要性を、メディアは国民に知らせなければけない。

 そして国民の声で最高裁に砂川判決の自己検証をさせなければいけないのである(了)

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(最終更新:2016年4月28日)コメント0件1221

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