天木直人の公式ブログ

日中外相会談は茶番なのか、首脳会談への布石なのか

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Photo by : 日本経済新聞 「日中外相会談3時間超 王氏「対抗でなく協力を」 [http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H5C_Q6A430C1MM0000/]
Photo by : 日本経済新聞 「日中外相会談3時間超 王氏「対抗でなく協力を」 [http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS29H5C_Q6A430C1MM0000/]

 岸田外相がメディアに頻繁に登場するようになり、安倍首相の後の首相をアピールしている。

 ケリー米国務長官の広島訪問実現の後は日中関係改善だ。

 来月訪中し王毅外相と会談するという。

 安倍首相と習近平主席の首脳会談実現に向けて話し合うという。

 はたして成算があるのか。

 よほどの隠し球があれば別だ。

 しかし、冷静に考えれば、いまの安倍首相と習近平主席の下では日中関係が改善するはずがない。

 なにしろ、安倍首相は5月末のサミットで、習近平主席が最も嫌がる南シナ海における中国の軍事拡張反対の共同声明を出そうとしている。

 その一方で、習近平主席の中国も、徹底して安倍首相を逆なでする発言を繰り返している。

 きょう4月28日の北京発共同が教えてくれた。

 中国共産党の機関紙である人民日報の英語版と言われている環球時報が4月27日の社説で、豪州が次期潜水艦開発でフランスの企業を選んだことについて、こう書いたという。

 すなわち、豪州は「経済は中国、安全保障は米国」とバランスを取ろうと努力している。そこが日本と違うところだ、と。

 いうまでもなく、豪州への対潜水艦売り込みは、安倍首相肝いりの武器輸出拡大策だった。

 それが見事に失敗した直後に、傷に塩を塗るような事を書いたのだ。

 しかも、豪州のターンブル首相は、1000人もの企業関係者を引き連れて中国を訪問し、習近平主席を喜ばせたばかりだ(4月15日)

 環球時報の書いている事が正しいから、余計に腹が立つ。

 トップ同士がお互いに怒らせることばかりやっている。

 こんな事で日中関係が改善されたら驚きだ。

 ましてや、無能な外務官僚と、それに踊らされている岸田外相に日中関係の改善が出来たらもっと驚きだ。

 国民がなにも知らない事をいいことに、そしてメディアが一切批判しない中で、壮大なパフォーマンス外交が繰り返されている。

 こんなことが許される日本は、外務官僚と外務大臣にとって天国に違いない(了)

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(最終更新:2016年4月30日)コメント0件1186

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