天木直人の公式ブログ

北朝鮮のミサイル発射に破壊措置命令を出さなかった日本政府

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epa03176682 Soldiers stand guard in front of Japan's Air Self-Defense Forces' Patriot Advanced Capability-3 (PAC-3) guided-missile units at the Defense Ministry headquarters in central Tokyo, Japan, 09 April 2012. Japan deployed Patriot missiles in metropolitan Tokyo and in the southern island of Okinawa ahead North Korea's launch of a long-range rocket expected later in the week.  EPA/FRANCK ROBICHON
epa03176682 Soldiers stand guard in front of Japan's Air Self-Defense Forces' Patriot Advanced Capability-3 (PAC-3) guided-missile units at the Defense Ministry headquarters in central Tokyo, Japan, 09 April 2012. Japan deployed Patriot missiles in metropolitan Tokyo and in the southern island of Okinawa ahead North Korea's launch of a long-range rocket expected later in the week. EPA/FRANCK ROBICHON

 また北朝鮮が弾道ミサイルを日本海方面に向けて発射したらしい。

 ところが、日本政府は今回に限って破壊措置命令を出さなかったようだ。

 どの報道を見ても中谷防衛大臣が破壊措置命令を出した形跡はない。

 これまでの北朝鮮のミサイル発射実験には、いつも鳴り物入りで破壊措置命令を出したというのに、なぜ今回は出さなかったのか。

 知らなかったとは言わせない。

 北朝鮮がミサイル発射の動きを見せていた事はすでに報道されていた。

 発射実験でなかったからだとは言わせない。

 実験よりも発射のほうがより危険で緊急性があるからだ。

 それにもかかわらず、なぜ今回に限って破壊措置命令を出さなかったのか。

 この首尾一貫しない対応こそ、日本の迎撃ミサイルシステムがいかさまである証拠だ。

 いざという時に役立たないということだ。

 それを日本政府が自ら認めたということだ。

 しかし、ひとつだけ合点が行く事がある。

 これまでの破壊命令措置は、北朝鮮の人工衛星発射実験が失敗した時の落下物が万一日本に落ちて来た時に備え、その破片を撃ち落とすという説明がなされていた。

 今度は本物のミサイル発射だ。

 落下物が落ちて来る心配はない。

 だから破壊措置命令を出さなかったとでもいうのか。

 そうであればなおさらだ。

 高い金を出して米国から買わされた迎撃ミサイルシステムは、日本防衛には何の役にも立たず、せいぜい落下物の破壊に使われるものであることを政府自らが認めたようなものだ。

 そんな日本政府も、破壊措置命令を出さなかった事に何の疑問も呈しないメディアも、そして軍事評論家も、みなデタラメであるという事である(了)

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コメント1件1720

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. By とら猫イーチ

    官邸の「平成28年7月19日(火)午前」の発表では、以下のとおりに至って冷静なものでした。

    「北朝鮮は、本日午前5時44分頃及び6時36分頃、北朝鮮西岸の黄州(ファンジュ)付近から、それぞれ1発の弾道ミサイルを発射した模様であります。発射された弾道ミサイルは、1発目が約400キロメートル、2発目は約500キロメートル飛翔し、それぞれ日本海上に落下したものと推定をされます。なお、詳細については、現在、分析中であります。現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告等の情報は確認をされておりません。
    (以下略)」

    (参照)
    北朝鮮の弾道ミサイル発射事案について 首相官邸
    http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201607/19_a.html

    この理由としては、①既に新安保体制諸法は制定、又は、改正済みであり、関連内外情勢の危機を煽り必要性アピールの必要が無い ②新年度予算は、既に、可決・執行の時期にあり防衛予算の必要性アピールの必要が無い ③参議院選挙は既に終わり、新日米安保体制等のアピールの必要性が無い、等に依るものでしょうか。

    議会で憲法改正論議が盛んになれば、また出番があるかも。

    そもそも北朝鮮が発射するミサイルなるものは、時代遅れの代物であり、今、発射しなければ賞味期限切れに為るかも知れませんので次々と撃ち尽くすのでしょう。 米国のように賞味期限切れに為る前に、他国の空爆等で費消するよりマシかも知れませんよ。 我が国に別に特段の被害がある訳でもありませんから。 

    丸々と肥えた独裁者も、ミサイル発射で無駄金を使う前に、自国の国民が飢えることの無いようにするのが良い、とは思いますが。

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