天木直人の公式ブログ

野党共闘にとって大問題である東京都知事選挙の結果

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 今度の東京都知事選の最大のテーマは何か。

 それは、都政にふさわしい人物が誰かという事などではまったくない。

 安倍自公政権と野党共闘のどっちが勝つかだ。

 というよりも、一人相撲している野党共闘が生き残れるかどうかだ。

 すべては鳥越候補が勝てるかどうかにかかっている。

 私は共産党の志位委員長が清水の舞台から飛び降りる覚悟で国民連合政権構想をぶちあげた時、これをものすごい決断だと評価し、それをブログなどで書いた。

 しかし、その後の民進党と共産党の対応を見て、その評価はたちどころに失望に変わった。

 野党共闘は本物ではなかったことが分かったからだ。

 民進党の本質は反共である。

 だから選挙協力はするけれど共産党との連立政権はありえないと繰り返した。

 そこまで言われたら本来の共産党だったら、民進党などくそくらえだ、やはり確かな野党は共産党しかないと、元の共産党らしさを取り戻すはずだ。

 ところが、共産党は民進党以上に野党共闘を叫び続けている。

 これを要するに、野党共闘は、国民連合政府をつくるためではなく、共産党の選挙戦略から来ているという事だ。

 それを証拠に、さきの参院選を見ても、共産党はどんなにくだらない候補であっても統一候補だからといって組織を挙げて応援している。

 主義主張より選挙に勝てばいいと言っているようなものだ。

 主義主張を脇に置いて選挙に勝つことをすべてに優先してしまった共産党は、野党共闘に失敗すれば深く傷つく。

 ただでさえ先のない民進党にいたっては、野党共闘で勝てなければたちどころに分裂・解体だ。

 東京都知事選は東京都民とは無関係なところで大きな意味を持つ選挙になってしまった。

 東京都民を軽視し、利用するだけの選挙になってしまった。

 行き詰った安倍政権を延命させることになる。

 鳥越候補が勝てばそれらすべてが逆転する。

 野党共闘に弾みがつく。

 東京都民にとっては誰が知事になっても同じだが、野党共闘にとっては大問題な今度の東京都知事選である(了)

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(最終更新:2016年7月26日)コメント9件2350

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 9 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. いよいよ、都知事選の投票日が明日に迫りましたね。小池さん(無所属)が、一歩リードしているようです。 鳥越さんは、迫力不足で、3番手に落ちたようです。
    小池都知事と、“都議会(自民党)のドン”との直接対決が、見物です!

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160728-00000170-sph-soci.view-000

  2. 政府によって日本の民主主義が破壊されかかっているときに、政府を応援するのか、野党を応援し、民主主議の重要性を再確認するのかは最も基本的に重要なことです。鳥越候補以外の候補が勝てば、安倍流の政府権力、既得権益集団によって国民が支配される、そういう基本的な考え方に沿った政治が継続することは確実です。我々は、もっと市民本位の政治の大切さを認識しないといけないと思います。話し合いの政治こそ、民主主義の根幹です。異なる考え方に聞く耳を持たない政治家が、中心になると、日本は変な方向に行きます。こうした私の発言でさえも横やりが入ってきます。表現の自由、みんなでいろいろな意見を出し合って、よく話し合あうことで、市民本位の政治ができるのです。我々、市民が一票あっても何もできないと悟ってしまったら、権力者、保守派の人達の思うつぼです。国民の政治的関心を奪うことで、権力者が仲間内でやりやすい政治ができるのですから。このことに皆さん是非気づきましょう!

  3. 民進は勝っても負けても野党共闘つづけますよ。それしか生き残る方法はないのだから。
    野党共闘が崩壊してほしいのは天木さんの願望でしょう。仮に野党が崩壊しても、もっと崩壊しているインターネット政党の出番などありません。
    どうせ小池が勝つのだから小池と自公の関係からなにが起こるのかの予測記事を書いたほうがいいでしょう。

  4. 読売をはじめ、日本の大手マスコミの世論調査は古いです。電話でしかも回答率50%の1000人足らず。これでは統計学的にいっても正確には値しません。

  5. By とら猫イーチ

    日経等の調査では、小池氏が先行しているようです。

    矢張り、判官贔屓の国民性からは、立候補の折の都議会自民党を打倒する、との大義が効いているのでしょうか。

    政策を眺めても、地方自治の現場を知っている人が立案するのか、実利的なものが目立ちますし、ペットの殺処分全廃をも取り上げるような行政の実際を知る者の存在が窺えます。 

    翻って、鳥越候補の政策は、余り、都民には魅力的には見えないでしょう。 実際にも、仮に当選したとしても、都議会野党の反対で、全て中に浮くことになりますし、国の政策を変えることが出来ないのですから、何も変わりません。 無責任にスローガンを叫ぶのみでは、支持は増えないのではないのでしょうか。 この点では、野党共闘の戦略は、間違っているでしょう。

    そもそも、今の野党共闘とは、一方的に、共産党が自党候補の立候補を取り下げているのみですし、政策的に擦り合わせて立案したものを掲げている訳ではありません。 

    共産党の民進党他の候補への擦り寄りに過ぎないのですから、敗北すれば、雲散霧消するでしょう。

    負ければ、共産党から見れば、頼むに足りない候補であった、となるでしょうし、民進党から観えれば、共産党支持票の取り込みが不満足であり、大して利用価値が無い、となるでしょう。

  6. 志位さんは何処までも、懐憲だけはさせたくないんじゃないですか?だって下手すりゃあ、レッドパージ待ってますからね。少なくとも破防法は持ち出して来て崩壊しようとするでしょう。これ陰謀論じゃ済まないと思いますよ。
    行く付く先はプーチンかエルドアンかなァ、、?まァ、習近平でも変わらないけど。
    この中でプーチンエルドアンは、次が居ない。作れていないのがヤバい。習近平の国は確り次代が引き継ぐ体制を作り込んでいるところが凄い。そして日本もそうですよね?進次郎が待っている。だからメディアは参議院選挙速報で一斉に進次郎を出した。安倍は任期を一期延長して次に繋げ、と何所かから云われてるんでしょう。これチョッと陰謀論的だけど、それほど間違えていないと思いますよ。そういう動きに危機感を持ったのが石破辺りかな?それが今回の都知事選に出てるんだと思うんですね。野党候補?ミンシン都連が仕切る選対が動いていないんですから、無理でしょう。まァ、そこに文句を付けられない他の野党も苦しいんでしょうね。自民候補?最初からのダミー、当て馬(笑)

  7. 共産党は世界の政治・経済システムが革命的変革を要求されていることを知っている。なぜか、あれだけ優秀な情報収集能力を持ちながら、それを社会に開示して党の評判をあげようとする行動を取らなくなった。 なぜか、常識論では安倍政権に切り込んでも、世論が理解を示さない。情報開示は無畏になる。ならどうする、アメリカもEUも今までの経済による世界統治が成り立たなくなったことに気がつき始めた。国の根幹となるエネルギー資源が自給できる現状から、自給自足国家への方向転換が必要になったが、クリントンではそのグランドデザインを作れない。大統領選挙の後に飾り物大統領とするなら女性が適当だ。その時イギリスとアメリカは世界の統治から離れる行動をとる。 それは理想共産主義システムによく似ている。日本共産党はそこまで読んでいるかもしれない。

  8. ゲンダイじゃアテにならないですよ、選挙予測悉く外れる。

    誰かさんの論評と同じに。

  9. 鳥越氏は日刊ゲンダイで、手ごたえを口にしていましたよ。

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