天木直人の公式ブログ

安倍政権を揺るがしかねない朝日新聞社会面の小さな記事

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オスプレイ きょう7月26日の朝日新聞が、福井悠介記者の署名入りで見逃せない記事を掲載していた。

 すなわち、防衛省によって集められた職員70名は、沖縄県の女性殺害事件を受けて防犯パトロールを行う事と、米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)移設工事反対などへの抗議活動を警戒するための二つの目的のためであると説明されてきたが、実際には、パトロール活動は全く行わず、抗議活動警戒だけを担っていた事がわかったというのだ。

 驚くことに、追及されて、防衛省みずからそれを明らかにしたというのだ。

 防衛省の担当者の言い逃れが、またお粗末極まりない。

 パトロールは地理がわからないと難しいため、地元の沖縄防衛局職員に任せたと言ったらしい。

 こんな、その場限りの言い逃れが通用するとでも思っているのか。

 国民の命と安全を守る防衛省が、ここまでお粗末で反国民的なのである。

 これは防衛大臣の首が吹っ飛ぶほどの大スキャンダルではないのか。

 この福井悠介記者の記事は朝日新聞の社会面に小さく掲載されたものだ。

 しかし、もしこの記事が政治面や一面トップで大きくスクープ報道されたとすればどうか。

 もし、国会開催中に報道されていたらどうか。

 安倍政権に大きな打撃を与えたに違いない。

 いや、いまでも大打撃を与えるはずだ。

 もし野党党首が政局に明け暮れることなく、正面からこの問題を取り上げたら安倍政権は逃げられない。

 もし野党党首が国民の怒りを正しく味方につける事が出来れば、国民の安倍政権に対する怒りはさらに高まる。

 それこそが野党共闘ではないのか。

 もしメディアがいまでもジャーナリズム精神のかけらでも持っているなら、この福井記者のスクープを活かして、政治記者は、さらなる追及記事を書かなければウソだ。

 はたしてこの問題は今後大きな問題として発展していくのだろうか。

 それとも、小さな社会面の記事として、誰も知らないまま、埋没して終わるのだろうか。

 きょうの朝日新聞社会面に掲載されていた小さなスクープ記事は、この国の政治とメディアの本気度を試すことになる(了)

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(最終更新:2016年7月27日)コメント9件6094

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 9 )
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  1. この記事を参照した投稿(FB友のウォール)に対して、次のコメントがありました。
    「NHKで流れた活動家を殴る機動隊員、前後の映像をしっかりみると、女性活動家が紐を機動隊員の首に掛けてるんですよ。
    そして、その次は自分の首に紐をかけて、『機動隊員に首を絞められた』と。ニュースでは映像の切り貼りが恒例です。編集される前の映像にこそ真実があるのかと。」
    編集前の映像を確認できないか問い合わせたところ、
    「youtubeなどではなくて、沖縄の方のTwitterに出ていたので出先は何とも。
    沖縄の中にも、米軍関係の犯罪などには抗議しつつも『市民』を名乗る活動家の蛮行には反対する人も居るんですが、なかなか報道されませんね。」
    との返答でした。
    事実を知りたいのですが、『女性活動家が紐を機動隊員の首に掛けてる』とのコメントは、政権に都合の悪いことを隠蔽するネット工作員の仕業でしょうか。

  2. 沖縄の基地すべての本土への移設は疑問です。
    国のやり方も稚拙すぎます。
    沖縄に「沖縄振興省」をおき、将来を見据えた
    産業振興からやるべきです。同時に自衛隊の基地と
    米軍の基地を沖縄諸島に移動させ、ミサイル基地の新設、基地の周辺に新しい米軍対応の街を新設、働く場所を拡げるべきです。本土に移転できる基地は九州中国地方に展開し、沖縄には新しい機動部隊を置き、沖縄の負担を軽減させましょう。

  3. By とら猫イーチ

    沖縄駐留米軍が、是が非でも沖縄に基地を置かなければならない、と言う必然性等は、全く無い、と軍事的には思われます。

    寧ろ、本土に移転した方が良い、と考えられる部隊もあります。 何も沖縄に限る必然性は無いのです。 それは、太平洋戦争の経過から、占領初期に沖縄に米軍基地を置いた経過があるからのみです。

    では、この国は、何故、米軍基地の本土移転を進めなかったのか。 理由は、単純でしょう。 沖縄差別です。

    占領初期から置かれた基地群を本土へ分散して沖縄の負担を軽くする、と言う配慮を欠いたのは、差別しか有り得ません。 即ち、面倒なものはそのまま沖縄に置いておけば良い、と言う切り捨てです。

    海兵隊の演習場等は、富士の裾野に有れば一番適当でしょうし、第七艦隊の根拠地がある横須賀に近い処に基地を移転すれば良いのです。

    飛行場等は、九州に移転しても、大して変わりはありません。 何なら、沖縄に飛行場を一か所のみ残せば良いのでしょう。

    そうして殆どの米軍基地を本土へ移転すれば、現下の沖縄での課題は、無くなるでしょう。 

    結局、本土の人間は、それが嫌なのではないのでしょうか。

    • 本音はそうだと思います。本土に移すと公言すれば自民党は支持を失うので、沖縄に面倒な問題を押し付けたんですよ。ネトウヨが沖縄を叩きまくってるのは、軍事力は大事と言っておきながら本土に基地を分散する話は全くしない。1都道府県に1つ基地を置いた方が十分抑止力になるにも関わらず。なんだか卑怯な連中だと感じたよ。

  4. コメント2

    天木様のブログは本当にためになります。コメントもみなさんの真摯な提案もあり、こうすることが良いのではないかと視野が広がります。
    既存の政党では、この日本の現状を変えることはできないし、ますます悪くなります。政治を国民の手に戻すことが大切なのです。
    このブログを訪問する人たちは、本当にいろいろな知識もあり、日本の真実が分かります。心配なのは、嘘でかためられた情報を鵜呑みにしている人たちがあまりにも多いことです。庶民の誤解は中国脅威論です。冷静に考えれば覇者としての権力を手放さないのはどこの国なのでしょうか。メディアもなぜ中国に対して冷静になった記事が書けないのか不思議です。
    これを解き明かすことにより、みんなが知ることになれば、もっと憲法9条を大切にするようになりと思うのです。

  5. 防衛省の職員がパトロール?
     朝日新聞の記者の質が落ちていると思ったがこれほどとは?
    法律知識が無いのか? 防衛省の職員のパトロールなど、住民の防犯パトロールと大差が無い。基地の外は警察の職務範囲、防衛省の職員に何ら権限が無いんだからね。基地内警備の支援だと素人だって判る。「反対派の警備のためです。」などと言えば、また、ガタガタ言われるから適当にお茶濁したに決まっているじゃない。
     移設工事に反対するのは勝手だけど、法を犯せば逮捕されるし邪魔をすれば除去される。
    国民や沖縄県民全体の支持が無いのに、自分達が正義だと主張されてもね。

  6. By 風子さんという人は、米国からの脱却や自主憲法という欺瞞を持って、自民党でないと出来ないと云おうとしてる。
    バッカ云っちゃいけない。安倍自民日本会議の連中が目指してるのは、米国の下請けをしながら、天皇制を利用して一般国民を奴隷化しようとしているだけ。こういうのを「世論誘導」という。又はプロパガンダとも云う。奴隷化の一つが高江だし、辺野古だろうに。両方とも米軍施設というものを隠れ蓑にして、防衛相・自衛隊(我が軍)が継承しようとしているだけ。その証拠が今日の天木氏の発見した、朝日の記事の大元だ。
    自民党だけでなく、日本の政治家がするべき事は、日米地位協定の抜本的運用改定だ。官僚から国民に取り戻さなければ、未来が無い。私は日米安保は「必要悪」だと思っている。トランプの様に撤退されても困るし、虐げられる材料になっても困るもの。それを是正するのが協定を国民の「為」に供することだと考える。しかし自民党では絶対に出来ない。何故なら自民党にはその官僚上りが8割以上も居るからだ。人が自分達に都合の良い運用をするのは当たり前の事。不都合な運用に改めるには、その柵を断ち切るしかないのだ。
    そのような政党を作り上げなければ、何時までもこのような問題も無くならないし、国も取り戻せない。そして国民のポリシーも奪われたままだ。
    こういう事に国民全体が、少しでも早く気が付いて欲しい!

  7. 25日の毎日新聞でのこれも小さな記事で、沖縄県沖縄警察署は酒気帯び容疑で米空軍兵(22歳)逮捕、先月28日に米軍の街での飲酒が緩和されて以降、県内に駐留する軍人の同容疑での逮捕が明らかになるのは2件目。
    まだ、女子殺害事件の記憶もあるなかで、酒気帯びの状態で車を運転し、逮捕されたらからよいものの更なるエスカレートした事件や事故が起きる可能性があります。
    それにしても防衛省は、日本人の命や安全をないがしろにしています。米軍基地から日本人を守るための」パトロールもできない・しないのでは、やはり米軍基地があることが問題ですね。
    自民党の沖縄県連が参議院選挙で自民党の議員が落選したことから、つぎの衆議院選挙を見越して、憲法改正だけではなく、日米地位協定の見直しを検討するように稲田朋美政調会長に申し入れ、稲田政調会長も日米地位協定を検討する会議を設置することに前向けに考えていると答えていました。
    平成24年4月27日の自民党の政策4を最近ネットで見つけました。「憲法改正草案」を発表
    「自主憲法の制定」
    占領体制から脱却し、日本を主権国家にふさわしい国にするため、自民党はこれまでも憲法改正に向けた多くの提言を発表してきました。。。。。
    占領とは武力をもって他国の領土を自国の支配下に置くことと広辞苑にも掲載されています。
    沖縄をはじめ米軍基地が多数あること、日本の空まで自由にならないところがあり、飛行機が遠回りして羽田空港に降りるのもそのためだと聞きました。
    これって占領体制ではないのですか。ぜひ稲田政調会長に、検討するポーズではなく、脱却の話し合いを、TV写し出されたTPPの日本の進捗状況を報告にいくような強力で協力な米国関係者と協議してほしいものです。一日も早く無駄な辺野古やヘリパッド問題を日本の住民により沿うように解決することが占領体制からの脱却ですよ。
    まずは憲法9条改正論議の前にそのことをきっちり行わなければならないのです。そうしないと日本の将来像も描けません。

  8. 【 『ポケモンGO!で★戦争へGO! ついでに!あなたの★お金も!ドコかにGO!』 】

     天木直人氏が指摘する【抗議取り締まりだけが目的だったと認めた噴飯ものの★防衛省】だが、その防衛省が、戦後、防衛庁が設置され、そして防衛省に格上げされて、その防衛省と自衛隊のそもそもの発足の経緯と本質を考えれば、

     天木直人氏の2ヵ月前の5月25日のブログ記事【「日本はなぜ・・・」の著者である矢部宏治氏との対談動画】☞ http://天木直人.com/2016/05/25/post-4619/ 
    「日本はなぜ、『戦争ができる国』になったのか」(集英社インターナショナル)矢部宏治氏の著作を読むまでもなく、日本が太平洋御戦争に敗戦後に★永久に居座り続ける米国進駐軍の補完部隊★2軍として創設された★自衛隊と防衛省の本質がわかる読者には当然事だといえるだろう。

     日本人が、被占領国民から脱却して、自立心に芽生え★独立国民に成ろうとしないかぎり、敗戦は永久に続き、米軍占領体制が継続する限り、日本の国防と外交政策は★永久に米軍に握られ続ける限り、わが国に外交と安全保障は無いのである。

     従って、その矛盾に憤り天木直人氏が★外務省をクビになったのも、当然の帰結とわかる。
    日本国民に分かりやすく★外務省は【日本損害務省】に★防衛省は日本駐留【米軍防衛省】に名前を改めて、被占領国で敗戦国である日本の外務省と防衛省の★その職務の本質を明らかにするべきだ。

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