天木直人の公式ブログ

野党の最善の戦略は自民党憲法改正草案をたたくことだ

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 いよいよ、憲法改正の是非をめぐる国会攻防が始まった。

 蓮舫・野田民進党は自民党の憲法改正草案の撤回を求め、二階自民党幹事長は撤回しないと言い張った。

 どちらも、芝居をしているのならわかる。

 しかし、本気でそう言っているのなら、どちらも大きな戦略ミスを犯している。

 そもそも、自民党憲法改正草案のでたらめぶりについては、知る人ぞ知っている。

 たとえば情報月刊誌「選択」がその8月号で、この自民党憲法改正草案を次のように徹底的に酷評している。

 それは、自民党が野党時代につくった負の遺産であり、執筆者の右翼丸出しの磯崎陽輔憲法改正推進副本部長の執念と、草案発表当時の自民党総裁であった谷垣貞一の無関心の産物であったと。

 憲法改正を自己目的化するあまり細部に目が行き届かず磯崎に丸投げした安倍晋三は、ほとんど何も知らないに違いないと。

 自民党憲法改正草案の馬鹿さ加減の一つ一つを、ここで逐条的に指摘するまでもないだろう。

 個人主義を否定し、全体主義の臭いすらする自民党憲法改正草案は、国際的に見ても笑いものになる代物だ。

 だからこそ、物事のわかっている下村博文あたりが、持ち出してくれるなと森英介憲法審査委員長に注文をつけたのだ。

 さすがの公明党もこの自民党憲法改正草案だけは飲めない。

 だから野党は、自民党憲法改正草案の撤回を求めるのではなく、その逆に、それを白日の下にさらして、笑いものにすべきなのだ。

 その逆に、安倍首相が馬鹿でなければ、蓮舫・野田の要求を渡りに船とばかり、機会をみはからって、撤回に応じるというだろう。

 私だったらそうする。

 そのかわり民進党の案を出してくれというだろう。

 そうすれば攻守交替で、今度は民進党が追い込まれる事になる。

 対案を出すことが出来ず、出したが最後、民進党の案の都合のいいところだけをつまみ食いされて、民進党は改憲の片棒を担がされることになる。

 二階幹事長が、「撤回しない」と突っぱねたのは、その後に想定される安倍首相の、「撤回に応じる」という譲歩の「大英断」を、高く売りつける芝居であると考えれば合点がいく。

 そんな自民党の手に乗らないように、蓮舫・野田の民進党は、自民党憲法改正草案という時代錯誤の「古証文」を、白日の下に引っ張りだすのだ。

 はたして蓮舫・野田の民進党はその事に気づくだろうか(了)

コメント2件1323

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. まァ、ドッチにも某国から資金が流れ込んでいたり、命令がきてると思えば、猿芝居でしょう。
    問題は自民壊憲草案に、某国にとって都合が悪ければ削除される部分も有るんでしょうね。
    そんだけの事です。
    天皇生前退位と同じ構図です。安倍は少々逆らっていますが、何所かで収斂していくでしょう。
    北方問題も、プーチンが来てそれらしき発言をして、壊憲に有利になるように世論誘導できれば良いのは、米国も織り込み済み。だって以前会いに行く時、オバマとの電話会談で懸念を伝えられた、と言われていますがそんな意見の違いって、先に外務官僚が止めますよね?
    そんなの外交に措いて常識でしょうに。

  2. 国会がいよいよ開幕しましたが、月曜、26日の国会内の「総立ち拍手」写真が報道された時には、天木大使がおっしゃった不毛な国会、茶番劇、という言葉を改めて思い出しました。北朝鮮の党大会などに似ている、という声もチラホラ出て来ておりますが、確かにそうでしょう。また、あれでさらにナチス式敬礼をすれば、ヒトラー時代のドイツにも似て来そうです。さて、こうして開幕した今国会の行方はどうなるものか…。自民党の「憲法」草案を叩け、というこのアドバイスが野党議員諸君に届くことを私も祈りたいと思います。
    それにしても、25日付ブログでも問題になっておりましたが、安倍内閣の天皇軽視のヒドさ加減には舌を巻きます。宮内庁の人事を官邸主導で入れ替えただけならまだしも、もうこの件は大手メディアが皆、報道した事ではありますが、「天皇陛下のお気持ち表明に関して誰かが落とし前をつけないとダメだ」と官邸がゴリ押しをした(時事通信記事)という話には、改めて驚き呆れます。先日、まんまとまた民進党の幹事長になった野田前首相が「落とし前をつける」と口にした事が報道されておりましたが、今度は首相官邸が同様のゴロ言葉を使っているわけですから。
    野田も野田なら安倍内閣も安倍内閣、ということですが、こんなんで本当に「国会」が正常に回って行くとは考えにくいものがあります。そこに「総立ち拍手」などという先例のないようなハプニングまで安倍内閣が与党議員に演出させたようです。与野党共に、ゴロ言葉を使いながら北朝鮮・ナチス式の「議事」運営をして行くなどという事があってはなりませんし、今度の国会も目が離せなくなって来たと思います。
    余談ながら、半月ほど前に更新・再スタートした新党「9条」のホームページ(http://new-party-9.net/)ですが、当ホームページ(http://天木直人.com)のトップページやブログページなどにも、直接、リンクをはってアクセスを促すようにされた方がベターかと思いました。新しい新党「9条」のホームページには、今よりもっと多くの支持者や友人たち(日本国内外の)に見てほしい動画が掲載されています。私も新党「9条」ホームページをPRして行きますし、ぜひ当ホームページからリンクをたどって「9条」サイトへ行くアクセス者が増えるよう、ご配慮頂きたいと思います。

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