天木直人の公式ブログ

三笠宮さまの逝去の報に思う

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 三笠宮さまの逝去を報じる報道で、あらためて国民は知ったに違いない。

 三笠宮さまがどれほどあの戦争や日本軍の残虐行為に批判的であったかを。

 みずから軍人として南京に駐在された体験に基づいて発せられたそれら批判は、誰にも反論できない重みがある。

 それだけではない。

 戦後、学者となられてからは、電車やバスで通勤され、学生食堂でうどんをすすりながら学生らと語らったという(10月28日毎日新聞社説)

 まさしく三笠宮さまの言動は、生前退位のお言葉で今上天皇が訴えられた象徴天皇像を、さきがけて実践されたといえる。

 おりから、今上天皇の生前退位のお言葉を受けて、有識者会議が猛スピードで始動した。

 そしてその議論は、今上天皇がそのお言葉で訴えたかった、「象徴天皇の公務とはどうあるべきか」という議論を封印したまま、今上天皇の生前退位のご希望にいかに早く応じるかという事に焦点が当てられ、この有識者の提言に従って、今上天皇はいずれ退位される事になる。

 三笠宮さまが訴えられたことと、今上天皇が実践されてこられた象徴天皇のあるべき姿。

 この二つは、三笠宮様の逝去や今上天皇の生前退位の後も、国民の中に受け継がれて行かなければいけない。

 そうでなければ、日本国民は過去を忘れてしまう。

 新党憲法9条は、何としてでもこの国の政治の中に誕生させなくてはいけない(了)

コメント4件1347

COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 私自身恥ずかしながら今回のニュースで初めて、殿下がご生前軍国主義に対して批判的であった事を知りました。特に南京大虐殺についてのご発言、何人殺したという数は問題ではなく、たとえ1人であったとしても虐殺は虐殺である、とのお言葉には本当に感銘を受けました。しかしながら今の日本においては、このようなごく良識的な発言ですらともすれば「反日」「売国」と揶揄されるような状況ではないでしょうか。安倍の常日頃の言動をみれば、今回の謹話なるものが謹話と言いながらいかに欺瞞にみち侮蔑的なものであるかは明白であると思います。今回正式に結党宣言される天木さんと新党憲法9条にはどうか1人でも多くの良識ある国民の受け皿になっていただけるように期待しております。

  2. >おりから、今上天皇の生前退位のお言葉を受けて、有識者会議が猛スピードで始動した。
    近代以前はもちろん、明治以降の天皇家や皇族でも三笠宮のように満100才まで長生きされた人物(いわゆるセンテナリアン、百寿者)は無かったのだそうで驚きました。私自身、身内に100才まで生きた者がいて、よく昔話をねだったことを覚えておりますが、この三笠宮様逝去でまた一つの時代が終わった気がしました。
    それにしても気になる件の「有識者会議」……こんなシロモノが勝手な(?)法改正を内閣に「答申」するような形で退位・譲位という大問題を「片付けよう」としている安倍内閣の姿勢には、心ある日本人であれば度肝を抜かれてしまうでしょう。先の国政選挙で話題を集めた小林節教授とは、天木大使はもう既に会談されたとのことでしたが、最近、小林教授は日刊ゲンダイ誌の連載中でこの「『有識者会議』政治は明白な違憲」と談じておられます。この手の「審議会」政治がわが国に跋扈したのは、やはり例の中曽根内閣が導入した「土光臨調」の時代からではないかと思いますが、あの当時もそれは「行政改革」という美名の下で福祉予算を削ろうとしているだけ、と悪評ふんぷんの「臨時調査会」だったと記憶しています。
    こうした「審議会」やら「有識者会議」が勝手に決定する「答申」その他に内閣が「尊重義務を負う」という、それ自体がお手盛り「政治」に過ぎない制度をこの30年来、日本国の内閣や国会議員らが続けて来たわけですが、その一方ではかつて国会に台風の目となるタレント議員らを送り込んだ「全国区」制度が廃止され、選挙制度は1983年に「比例代表制」という政党政治家だけが潤う制度に変わって今に至ります。こんなていたらくですから、この30年、戦後民主主義が維持発展されるはずもなかったのでしょう。
    問題の「有識者会議」について、小林教授は昨日のツイッターの発信でも「選挙で選ばれておらず、質も怪しい有識(?)者会議を隠れ蓑にした手続きは民主的正統性がなく、違憲ですよ」と改めて問題視しておられます。https://twitter.com/SetsuKobayashi/status/791456352572878848 こんな審議会制度を今、国会の野党議員諸君もキチンと問題に出来ていないわけですから、まあ洒落になりませんが、小林教授は同時にこうも厳しい指摘を発信されていました。いわく「議員報酬が高いため、与野党問わず政治家はその地位に就職しそれを失わぬ為に平気で嘘をつく…悲惨な現状です。」(わが国の「議員」報酬が世界的にも異常な高額になっている事情をめぐって)https://twitter.com/SetsuKobayashi/status/791456516687601664 既に21世紀が幕開けしてふた昔になろうとしていますが、いい加減わが日本国の「政治」もその立ち遅れた現状を改めるべき秋(とき)です。天木大使の新党「9条」の存在理由がそこにありますね。

  3. 今上陛下は「生前退位」という言葉を使っておられません。皇后さまは、「生前退位」という、歴史上一度も使われたことのない言葉を新聞でご覧になったとき、大きな衝撃と痛みを感じられたといいます。

    http://bylines.news.yahoo.co.jp/yanaihitofumi/20161022-00063507/

    陛下のご意向は「譲位」でした。

    天木さんが陛下の平和主義を尊重なさるなら、これからは「譲位」という正しい言葉を使っていただきたいと思います。

    陛下が使っていない「生前退位」という言葉をマスコミが広めたのには、おそらく何らかの政治的意図があったと思います。

  4. 現代の人にとってはもう過去の人なのか朝のショー番組での順位は低いように感じた。70年代宮様はオリエント学会の会長であり、松本清張が書物を書くに当たりその意見を聞きに来たというイスラム前イラン学者の恩師(2008年 ファラビ―賞をイラン政府から受賞)とは学会の仕事を通じて懇意であった。大阪のボロ学舎にも来られたのを思い出す。革命が起きてから、天皇から勲章を受けたイラン皇帝も亡くなり、イランの影も皇室から薄くなってしまったようだ。

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