天木直人の公式ブログ

プーチン大統領訪日の失敗を認めたNHKの早朝ニュース

ブログランキングに参加しております。 よろしければクリックをお願いします!
政治 ブログランキングへ

 いよいよプーチン大統領がやってくる。

 プーチン大統領が訪日をキャンセルしたというニュースはまだ聞こえてこないから、それこそドタキャンでもない限り、プーチン大統領の訪日は行われるのだろう。

 安倍首相が、お願いだから約束通り来てくれ、と懇願した甲斐があったわけだ。

 その限りではうまく行っている。

 しかし、肝心の北方領土問題については、もはや何の進展もない事を安倍首相自ら認めてしまったから、進展しない。

 それならお土産は何か。

 秋田犬の贈呈かと思っていたら、プーチン大統領が断ったというのだから、それもない。

 そこで急に浮上して来たのが、「共同経済活動」という、わけのわからないお土産だ。

 今朝(午前6時)のNHKニュースが報じた。

 北方領土問題の解決が困難なことから、首脳会談の直前まで事務次官級の協議が続けられる事になったと。

 共同経済活動を中心とした8項目の調整が行われると。

 これは取りも直さず敗戦処理だ。

 本来ならばトップ会談で北方領土問題の歴史的進展がはかられるはずだった。

 北方領土問題は首脳同士でしか解決できない。

 しかも強い指導力を持った首脳同士でなければ解決できない。

 過去十数度も首脳会談を繰り返し、個人的信頼関係を築いた間柄のウラジミール・シンゾーの間でしか解決できない。

 それが今度の山口会談だ。

 そう安倍首相はみずから繰り返し、メディアはそれを散々垂れ流して来た。

 しかし、いま、官僚たちが首脳会談の直前になっても、その成果をどう取り繕うか協議しなくてはならない状況になったのだ。

 まさしく安倍対ロ外交の失敗である。

 それにもかかわらず、国民もメディアも、そして何よりもこの国の政治が安倍政権の失敗を追及しようとしない。

 このままでは何をやっても安倍首相は許される事になる。

 政治の崩壊だ。

 究極のモラルハザードである(了)

コメント3件1938

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 3 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. 私の記憶ではプーチンという人は、要人と合う為
    正面から出てくる時,ちょっとひよこたん、ひょこたんと
    軽く足をびっこをひいて現れる人だった。
    おまけに、右手か左手腕のどちらかがあまり振れないで歩く。
    癖なのか、身体的負傷なのかな、、といつも思っていた。
    しかし、暫くメドベージェフに政権を預け、また、休暇などをとり世界から
    消えている期間がかなりあり、最近のプーチンは打って変わったように
    青年のように若返り、たくましくスポーツで跳ね回り、暗い厳しい以前のような
    イメージが完全に消えて顔つやもよくなっていた。

    ドイツの新聞に載っていたようにプーチンの元妻リュドミラさんの証言が
    事実で人間クローンが1970年ごろから研究されているとして思うところもあり、
    全くなばかげた話だとは思えなくなった。
    若い女といい関係も見つけ、何番目のクローンなのか知らないが、安倍先生が
    そのクローンと山口へ旅をし、おいしいものを食べ、北方領土と経済協力の話をして
    専門家や政治評論家があれこれ分析する、その信じがたい仮想社会の現実に笑えない
    グロテスクなものを感じる。

  2. 敗戦処理の極みは、真珠湾訪問である。慰霊でもなくましてや謝罪などするわけがないが、外交の失態をごまかすにはもってこいの場面である。
    http://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/e3fff85dac1e00cbc237b900fadc1b9a
    http://blog.goo.ne.jp/okai1179/e/b483207379eae35d8f4abf160b266584
    慰霊だけなら、南京に行くべきである。中国ではいっぱい用意しているという。
    最後はトップ会談であっても、下準備には寝業師がいなければならない。いつもトップ会談では、建前論議で終わってしまう。日露の首脳はどちらも腹芸などできない。地元では全く期待していない、日ロ会談である。

  3. >共同経済活動を中心とした8項目の調整が行われると。
    >これは取りも直さず敗戦処理だ。
    おっしゃる通りで、確かにこの期に及んでもこの「事務方」の協議が開かれるという事は、「敗戦処理」をせざるを得なくなった、という事なのでしょうね。これはこれは……、と言うしかありませんでした。
    ロシア側のプーチン大統領にしても、(言うまでもなくわが安倍首相も)実際は地元・国内で経済困難(やロシアのようにクリミア併合をめぐる国際的制裁措置)などの問題の重圧で苦しんでいる、それが真相だろうと思います。それを一発逆転しよう、と考えた双方の思惑が一致して、これまで15回とも言われるような首脳会談が開かれて来たのでしょうが、その交渉も大詰めに来た今、それが崩壊し失敗したことを互いに認めつつあるようです。
    天木大使が言われる通り、「北方領土問題は首脳同士でしか解決できない。しかも強い指導力を持った首脳同士でなければ解決できない」という制約があったはずなのに、プーチンもシンゾウも実際はそれほど強い指導力・リーダーシップはない、というのが真相だったでしょう……。今夏からずっと「報道」メディアはあたかも「北方領土が返還される事になった」かのような希望的思考だらけのプロパガンダもどき「ニュース」をたれ流して来た所です。それらメディアにまだマトモな経営者や記者が残っているなら、いい加減ここで「報道」姿勢を改め、こういう欺瞞報道ぶりを視聴者・読者の前で反省し、ここで「真実を報道する」というジャーナリズム根性を見せてほしいものだと思います。そして、「安倍政権の失敗を追及」すべきわが国会の「野党」議員の諸君は、今こそこうして手ミヤゲ持参「外交」を続けて外遊回数では史上最多という変な記録だけを樹立した安倍首相の「外交」責任を、「国会」の場でキチンと問題化してほしいものです。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

Return Top