天木直人の公式ブログ

イランに宣戦布告したイスラエルは平和の敵だ

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 ついに来るべきものが来たという思いだ。

 イスラエルのネタニヤフ首相がミュンヘンで開かれていた安全保障会議で演説し、イスラエルを守るためには、イランが支援する勢力ではなく、イランそのものに対して行動する、と宣言したという。

 これを単なるけん制発言だと割り切ってしまえばそれまでだ。

 しかし、たとえそうであっても、これほど衝撃的で国際法を無視した発言はない。

 これほど「世界の平和」に敵対する発言はない。

 なにしろ、世界の主要国の外交・国防の首脳が集まる会議での発言だ。

 一国の首相が他国を名指しで先制攻撃すると公言したのだ。

 しかも代理戦争ではない。

 イラクやシリアやレバノンやパレスチナで繰り広げられている反イスラエル勢力を攻撃する事ではない。

 イスラエルが、代理戦争を仕掛けている国はイランだと名指しして、イランの本土を先制攻撃すると言ったのだ。

 いまから15年前、米国がイラクを先制攻撃した時、レバノンの人たちは、一般国民であれ、政府関係者であれ、皆、口をそろえて言っていた。

 米国は一日でサダム・フセインのイラクを倒せる。

 しかし、サダム・フセインなき後のイラクを統治することは米国には出来ない。

 イラクは長きにわたって混乱し、イラクの混乱は周辺諸国に及ぶ。

 下手をすればその混乱は中東全体全体に及ぶ。

 そして、最悪の場合は中東の混乱が世界の平和を脅かすことになる、と。

 もし、イスラエルがイランを攻撃するようなことになれば、まさしくレバノン人が懸念した、あの時のシナリオの最悪の事態が現実になるということだ。

 このネタニヤフ首相のミュンヘン安保会議の発言は、たとえイランに対するけん制であっても、歴史に残る世界の平和に対する挑戦発言である。

 あとから考えれば、あの時何としてでも世界はイスラエルを抑え込んでおけばよかったという事になるのかもしれない。

 北朝鮮有事どころの話ではないのである(了)

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